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※本記事は、2026年11月時点での情報を元に執筆しています。
東北電力の電気料金プランには、一般家庭向けによりそう+eねっとバリュー、よりそう+ファミリーバリュー、よりそう+ナイト&ホリデーの3種類があります。
どれが一番おトクかは世帯人数や生活スタイルによって異なり、一律に「このプランが正解」とは言い切れません。
特に値上げが続く昨今、現在のプランが本当に自分の世帯に合っているか見直すことが、家計管理の第一歩です。
この記事でわかること
自分の世帯人数に合ったプランはどれか、具体的な数字で比較しながら確認していきましょう。

まずは東北電力の料金プランについて見ていきましょう。
東北電力の料金プランは基本のプラン以外に、ファミリー向けや平日夜と休日おトクに使えるプランなどがあります。
区分 | 料金単価(税込) | |
|---|---|---|
基本料金 | 10A | 355.71円 |
15A | 561.07円 | |
20A | 766.42円 | |
30A | 1,177.13円 | |
40A | 1,587.84円 | |
50A | 1,998.55円 | |
60A | 2,409.26円 | |
電力量料金 | ~120kWh | 31.01円 |
121~300kWh | 37.76円 | |
301kWh~ | 41.71円 | |
最低月額料金 | 334.24円 | |
※ 出典:よりそう+eねっとバリュー|東北電力
※ 実際の電気料金は、燃料費調整額、再エネ賦課金を加えて算定します。
「よりそう+eねっとバリュー」は東北電力の最も基本的なプランです。
基本料金は10A~60Aでそれぞれ料金が決まっており、10Aあたり約355円という一般的な単価が設定されています。
電力量料金の単価は使用量に応じて3段階で変わり、使用量が増えるにつれて単価も上がっていく仕組みです。
非常にシンプルなプランのため、1人暮らしからファミリー世帯まで広くマッチするオールラウンドな料金プランとなっています。
区分 | 料金単価(税込) | |
|---|---|---|
基本料金 | 3kVAまで | 1,232.13円 |
上記をこえる | 410.71円 | |
電力量料金 | ~400kWh | 35.46円 |
401kWh~ | 40.41円 | |
※ 出典:よりそう+ファミリーバリュー|東北電力
※ 実際の電気料金は、燃料費調整額、再エネ賦課金を加えて算定します。
「よりそう+ファミリーバリュー」は世帯人数が多く、毎月の電力使用量が多いファミリー世帯向けの料金プランです。
400kWhまでは1kWhあたり35.46円、それ以降は40.41円で電気を利用することができます。
よりそう+eねっとバリューに比べて、使用量が多くなったときの単価が安く設定されており、電力量料金を下げやすくなっています。
一方で使用電力量が300kWh程度になる場合は割高になってしまうため、毎月の使用量が安定して多くなる家庭にマッチする料金プランとなっています。
区分 | 料金単価(税込) | ||
|---|---|---|---|
基本料金 | 3kVA以下の場合 | 1,232.13円 | |
4kVA | 1,642.84円 | ||
5kVA | 2,383.55円 | ||
6kVA | 3,124.26円 | ||
電力量料金 | 平日昼間 | ~60kWh | 36.28円 |
61~140kWh | 45.04円 | ||
141kWh~ | 51.60円 | ||
休日・夜間 | 28.59円 | ||
※ 出典:よりそう+ナイト&ホリデー|東北電力
※ 実際の電気料金は、燃料費調整額、再エネ賦課金を加えて算定します。
※「平日昼間」とは、休日を除く日の8時から22時までの時間をいいます。
※「平日夜間」とは、休日を除く日の22時から8時までの時間をいいます。
※「休日」とは、土曜日、日曜日、「国民の祝日に関する法律」に規定する休日および1/2、1/3、1/4、4/30、5/1、5/2、12/29、12/30、12/31をいいます。
東北電力の中でも特に特長的なのが「よりそう+ナイト&ホリデー」です。
このプランは下記の料金単価が28.59円/kWhと安めに設定されています。
そのため、平日の日中は会社で家にいない世帯や平日の夜や週末に家事を行う世帯は料金が安くなっています。
また、安い時間帯以外の料金も使用量に応じて単価が設定されており、うまく節約をすれば日中の料金を抑えることができるのも特長です。
ただし、日中の使用量が合計で60kWhを超えると一気に単価が上がり、電気代が上がってしまうため注意が必要です。
3プランの特徴を比較
3つのプランの特徴をまとめると、以下のようになります。ご自身の世帯人数や電気の使い方に近いものを確認してみてください。
プラン名 | 向いている世帯 | 料金の特徴 | こんな方に |
|---|---|---|---|
よりそう+eねっとバリュー | 1〜2人暮らしなど少人数世帯 | 時間帯を問わず標準的な単価 | 特別な条件を気にせず選びたい方 |
よりそう+ファミリーバリュー | 3人以上のファミリー世帯 | 使用量が多いほど割安になる単価設計 | 家族が多く、日中も電気を使う方 |
よりそう+ナイト&ホリデー | 夜間・休日に電気を多く使う世帯 | 時間帯によって単価が変わる | 在宅時間が夜・休日に偏る方 |
より具体的な金額が気になる方は、次の章で世帯人数別のシミュレーションを見ていきましょう。
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東北電力の電気代は、世帯人数と契約プランの組み合わせで大きく変わります。
ここでは1人暮らしから5人以上世帯まで、3つの料金プランで電気代をシミュレーションしました。
ご自身の世帯人数に近いケースから確認してみてください。
▼世帯人数を選んで結果を見る▼
■シミュレーションの算出条件
・比較対象プラン:よりそう+eねっとバリュー / よりそう+ファミリーバリュー / よりそう+ナイト&ホリデー
・使用量モデル:1人(200kWh) / 2人(300kWh) / 3人(350kWh) / 4人(400kWh) / 5人以上(450kWh)
・燃料費調整額:東北電力2024年4月分の単価を適用
・再エネ賦課金:2026年度単価(4.18円 / kWh)
・よりそう+ナイト&ホリデーの時間帯別使用量:深夜(23時~6時)15% / 朝(6時~9時)15% / 日中(9時~17時)20% / 夕方~夜(17時~23時)50%(一般的な生活パターンをもとにしたモデルケースです)
※以下のシミュレーションでは、各項目を1円未満で四捨五入して表示しています。合計は端数処理前の金額で計算しているため、表内の項目を足し上げた金額と1円程度の差が生じる場合があります。
■比較条件
項目 | よりそう+ | ||
|---|---|---|---|
eねっとバリュー | ファミリーバリュー | ナイト&ホリデー | |
基本料金 | 1,177円 | 1,232円 | 1,232円 |
電力量料金 | 6,742円 | 7,092円 | 7,429円 |
燃料費調整額 | -1,320円 | -1,320円 | -1,320円 |
再エネ賦課金 | 836円 | 836円 | 836円 |
合計 | 7,435円 | 7,840円 | 8,177円 |
※円未満は切り捨てて計算しています。
1人暮らし世帯では、よりそう+eねっとバリューが最も安い結果となりました。
使用量が200kWhと少なく、夜間・休日に大きく電力を偏らせる生活スタイルでない限り、時間帯で単価が変わるプランのメリットが出にくいためです。
日中の在宅時間が長い方は、ファミリーバリューよりナイト&ホリデーの方がやや抑えられます。
■比較条件
項目 | よりそう+ | ||
|---|---|---|---|
eねっとバリュー | ファミリーバリュー | ナイト&ホリデー | |
基本料金 | 1,587円 | 1,642円 | 1,642円 |
電力量料金 | 10,518円 | 10,638円 | 11,827円 |
燃料費調整額 | -1,980円 | -1,980円 | -1,980円 |
再エネ賦課金 | 1,254円 | 1,254円 | 1,254円 |
合計 | 11,379円 | 11,554円 | 12,743円 |
※円未満は切り捨てて計算しています。
2人暮らし世帯でも、よりそう+eねっとバリューが最も安い結果です。
ただし1人暮らしのケースと比べ、3プランの差は縮まっています。
使用量が増えるほど電力量料金の比重が大きくなり、プラン間の単価差が合計額に反映されやすくなるためです。
■比較条件
項目 | よりそう+ | ||
|---|---|---|---|
eねっとバリュー | ファミリーバリュー | ナイト&ホリデー | |
基本料金 | 1,587円 | 1,642円 | 1,642円 |
電力量料金 | 12,603円 | 12,411円 | 14,038円 |
燃料費調整額 | -2,310円 | -2,310円 | -2,310円 |
再エネ賦課金 | 1,463円 | 1,463円 | 1,463円 |
合計 | 13,344円 | 13,206円 | 14,834円 |
※円未満は切り捨てて計算しています。
3人暮らし世帯では、これまでと傾向が変わり、よりそう+ファミリーバリューの方がおトクになる可能性があります。
使用量が350kWhまで増えると、ファミリーバリュー特有の電力量料金の単価設計が効いてくるため、標準プランのeねっとバリューより割安になる結果です。
■比較条件
項目 | よりそう+ | ||
|---|---|---|---|
eねっとバリュー | ファミリーバリュー | ナイト&ホリデー | |
基本料金 | 1,998円 | 2,053円 | 2,053円 |
電力量料金 | 14,689円 | 14,184円 | 16,250円 |
燃料費調整額 | -2,640円 | -2,640円 | -2,640円 |
再エネ賦課金 | 1,672円 | 1,672円 | 1,672円 |
合計 | 15,719円 | 15,269円 | 17,336円 |
※円未満は切り捨てて計算しています。
4人暮らし世帯では、よりそう+ファミリーバリューが最も安い結果となりました。
使用量が400kWhに達すると、ファミリーバリューの割安な単価設計のメリットがより大きく出ます。
なお、ナイト&ホリデーは契約容量が50A(5kVA)に変わるため基本料金が高くなり、他の2プランより割高な結果です。
■比較条件
項目 | よりそう+ | ||
|---|---|---|---|
eねっとバリュー | ファミリーバリュー | ナイト&ホリデー | |
基本料金 | 2,409円 | 2,464円 | 2,464円 |
電力量料金 | 16,774円 | 16,204円 | 18,462円 |
燃料費調整額 | -2,970円 | -2,970円 | -2,970円 |
再エネ賦課金 | 1,881円 | 1,881円 | 1,881円 |
合計 | 18,094円 | 17,579円 | 19,837円 |
※円未満は切り捨てて計算しています。
5人以上世帯では、よりそう+ファミリーバリューが最も安い結果となりました。
使用量が450kWhまで増えると電力量料金の単価差がさらに効いてくるためです。
ナイト&ホリデーは契約容量が60A(6kVA)に上がり基本料金の負担も大きいため、今回の条件では3プランの中で最も割高な結果となりました。
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ここまで、東北電力の料金プランの中でどれが自分に合うかを見てきました。
ただし、電気代をさらに下げたい場合、選択肢は東北電力だけではありません。
自由化によって多くの新電力会社が参入し、独自の料金プランや割引を展開しています。
ここからは、東北電力以外にどんな選択肢があるのか、具体的な会社と特長を見ていきましょう。
2016年4月、一般家庭向けの「電力小売全面自由化」がスタートしました。これにより、電気を契約する会社を自由に選べるようになっています。

それまで電気は、地域の電力会社(東北なら東北電力)からしか買えませんでした。
しかし自由化にともなって多くの企業が電気の販売に参入し、この新規参入した会社が「新電力」と呼ばれています。
今では、各社がさまざまな料金プランを打ち出すようになりました。
このように新電力は、「無駄な運営費用を徹底的に削り、独自の割引やサービスで競い合う」ことで、おトクな料金プランを実現しています。
だからこそ、新電力を選ぶときは「自分の生活スタイルに合っているか」を見極めることが大切です。次の章では、注目の新電力3社を具体的にみていきましょう。

新電力といっても会社ごとに料金設計やサービスの特長はさまざまです。
ここでは、東北エリアでも契約できる注目の3社を紹介します。

出典:リボンエナジー
リボンエナジーの「リボングリーン」は、基本料金と燃料費調整額が0円プランです。
電力量料金は、市場の取引価格に合わせて30分ごとに変わる「市場連動型」を採用。
ライフスタイルに合わせて選べる7種類の割引を併用できるのも特長です。
東北電力からリボンエナジーに切り替えた場合、実際の料金や仕組みの違いがどれくらい出るのか気になる方は
〈リボンエナジーと東北電力を徹底比較|料金・仕組み・割引まとめ〉で詳しくシミュレーションしています。
ご自身の使用量に近いケースをぜひ確認してみてください。

出典:オクトパスエナジー
オクトパスエナジーは、イギリスの大手電力会社と東京ガスによる合弁会社です。
環境にやさしい「実質再エネ100%」の電気を供給しており、解約金の縛りも一切ありません。
一般的な「グリーンオクトパス」のほか、一般家庭向けにいくつかプランがあり、生活スタイルに合わせて選べます。
リボンエナジーとオクトパスエナジー、どちらが自分に合っているか気になる方は
〈リボンエナジーとオクトパスエナジーを比較!どっちがおトクで安心?〉で詳しく解説しています。
ご自身の使用量に近いケースをぜひチェックしてみてください。

出典:東北電力フロンティア
「東北電力フロンティア」は、2021年に設立された東北電力の100%子会社です。
東北電力グループでありながら、独自の割引プランを展開しているのが特長です。
代表的なプラン「スマートでんき」は、基本料金・電力量料金の単価そのものは東北電力の従量電灯Bと同じですが、毎月の合計額に応じて1〜3%の割引が適用される仕組みです。
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電力会社の切り替えを考えるときは、料金だけでなく、手続きの流れや工事の有無、切り替え後の電気の品質なども気になりやすいポイントです。
ここでは、申し込み前によくある疑問をまとめて、切り替え前に確認しておきたいことを整理します。
電力会社の切り替えは、基本的にむずかしくありません。
大まかな流れは、次の3ステップです。
1. 準備
検針票、または、現在契約している電力会社のマイページを準備します。
2. Webから申し込み情報を入力
新しく契約したい電力会社の申し込みページで、必要事項を入力します。
3. 切り替え完了を待つだけ
申し込み後は切り替え完了を待てばOKです。
このように、電力会社の切り替えは基本的にWebで申し込めば進められるケースが多く、複雑な手続きが必要になるわけではありません。
電力会社の切り替えでは、原則として大がかりな工事や立ち会いは不要です。
また、スマートメーターが未設置の場合は交換が必要になることがありますが、その場合も一般的には費用の負担はありません。
※スマートメーターの設置場所や設備状況によっては、立ち会いや事前連絡が必要になるケースもあります。
電力会社を切り替えても、電気そのものの質は変わりません。
今ある送配電網を使うため、電気の品質や信頼性(停電の可能性など)はどの会社から買っても同じです。
そのため、電力会社を切り替えたからといって、停電しやすくなるわけではありません。
「切り替えると電気が不安定になるのでは」と心配しすぎる必要はなく、基本的には料金プランや契約条件を比較して選べば大丈夫です。
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この記事では、東北電力の一般家庭向けの料金プランを見てきました。
東北電力の中でも、世帯人数や生活スタイルによって合うプランは変わります。
まずはご自身の使用量に近いケースを2章で確認してみてください。
また、電気代をさらに見直したい場合は、東北電力以外の選択肢も検討の余地があります。
3章で紹介したリボンエナジー・オクトパスエナジー・東北電力フロンティアは、それぞれ料金の仕組みや割引の特長が異なるため、気になる会社があれば各比較記事もあわせてチェックしてみてください。
自分に合った料金プランを見つけて、電気代を無理なく見直していきましょう。