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auでんきの料金は本当にお得?仕組み・注意点・新電力比較

auでんきの料金は大手電力会社と大差ない!理由と推奨ケースを解説 アイキャッチ

※本記事は、2026年3月時点での情報を元に執筆しています。

「auでんきの料金って実際どうなの?」
「切り替えたら安くなるの、それとも高くなる?」

auでんきは、KDDIが提供する電力サービスで、Pontaポイント還元やセット割が特徴です。

大手電力会社と比べて料金が安くなるケースもありますが、その効果は使用量やご利用中の携帯プランによって差があり、思ったほどおトクを感じられない場合もあります。

【この記事を読めばわかること】
・auでんきの料金は大手電力会社とどう違うのか
・世帯人数別に見る、実際の電気代シミュレーション
・auでんきが向いている人・向いていない人
・auでんき以外の新電力という選択肢

について解説します。

ご自身の状況に照らし合わせながら、auでんきに切り替えるべきか判断する参考にしてみてください。

auでんき|サービス概要

サービス開始(年月)

2016年4月(電力小売全面自由化以降)

供給エリア

離島を除く全国の旧一般電気事業者エリア

契約プラン

・でんきM
一般家庭向けプラン

プラン内容

各地域の大手電力会社の従量電灯プランとほぼ同じ

オール電化対応

あり
(東京・中部・関西エリア限定)

支払い方法

・クレジットカード
・口座振替
・KDDIまとめて請求(通信との合算)

auでんきの料金プラン|仕組みと大手電力との違い

大手電力会社からauでんきに切り替えただけで、電気料金自体が目に見えて安くなることはありません

なぜなら、auでんきの基本料金は、各地域の大手電力会社(東京電力・関西電力など)​​が提供する「3段階の従量電灯プラン」をベースに設定されているからです。

東京電力とauでんきの料金単価の比較表をご覧ください。

【比較表】
東京電力:スタンダードS(10〜60Aの契約)
一般的な家庭の多くが利用するプラン

・auでんき:でんきMプラン

項目

東京電力
「スタンダードS」

auでんき
「でんきM」

基本料金

10A

311.75円

311.74円

15A

467.63円

467.62円

20A

623.50円

623.49円

30A

935.25円

935.24円

40A

1,247.00円

1,246.99円

50A

1,558.75円

1,558.74円

60A

1,870.50円

1,870.49円

電力量料金

~120kWh

29.80円/kWh

29.79円/kWh

121~300kWh

36.40円/kWh

36.39円/kWh

301kWh~

40.49円/kWh

40.48円/kWh

出典:TEPCO|東京電力エナジーパートナーauでんきの料金表を元に作成
※実際の電気代には、燃料費調整額や再生可能エネルギー発電促進賦課金などが加算されます。
※基本料金・電力量料金の単価はエリアによって異なりますが、同一エリア内での大手電力会社とauでんき(でんきMプラン)の水準は同程度です。

ただし、単価がほぼ同じでも、実際の支払い額は世帯の使用量やPontaポイント還元の有無によって差が生まれます。

次章では、世帯人数別に実際の電気代を試算していきます。


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世帯別電気代シミュレーション

ポイント

auでんきと大手電力会社の料金単価はほぼ同水準ですが、実際の支払い額はPontaポイント還元の有無や使用量によって変わります。

ここでは世帯人数別に、切り替えた場合の電気代を具体的に試算します。

▼世帯人数を選んで結果を見る▼

シミュレーションの算出条件
・比較対象プラン:auでんき「でんきM」/東京電力「スタンダードS」
・使用量モデル:1人(200kWh) / 2人(300kWh) / 3人(350kWh) / 4人(400kWh) / 5人以上(450kWh)
・燃料費調整額:2025年5月分の単価をもとに算出(参考:auでんき「燃料費等調整単価」、東京電力エナジーパートナー「燃料費調整単価」)
・再エネ賦課金:2025年度(5月〜)3.98円/kWh
・ポイント還元条件:au/UQ mobile回線契約を想定(月額8,000円未満は0.5%、8,000円以上は1.0%還元)
・算出エリア:東京電力エリアの単価で算出しています。
※東京電力「スタンダードS」ご契約の場合、くらしTEPCOポイントの付与があります(ログインで毎月50ポイントなど、使用量に連動しない固定ポイント。電気料金への充当は不可)。本シミュレーションでは電気料金と連動しないため、試算には含めていません。
※各項目は1円未満で四捨五入して表示しています。合計は端数処理前の金額で計算しているため、表内の項目を足し上げた金額と1円程度の差が生じる場合があります。

注意点
本シミュレーションは東京電力エリアの単価をもとに算出しています。基本料金・電力量料金・燃料費調整額はエリアによって異なるため、どちらの電力会社がおトクになるかも変わります。

1人世帯

au・UQモバイルユーザーの方の1人暮らしを例にとって、料金シミュレーションをしてみましょう。

1人世帯の電気代シミュレーション

  • 契約容量:30A
  • 月間使用電力量:200kWh

項目

東京電力
「スタンダードS」

auでんき
「でんきM」

基本料金

935円

935円

電力量料金

6,488円

6,488円

燃料費調整額

-1,238円

-1,238円

再エネ賦課金

796円

796円

ポイント還元

34pt(還元)※1

合計金額

6,981円

6,981円

※1:auでんきポイントで割引の還元率が目安(au/UQ mobile回線とのセット利用が条件)。還元対象額は税抜・100円未満切り捨てで計算。

1人暮らしの平均的な電気使用量である200kWhで計算すると、

東京電力・auでんきともに電気料金は同額になります

ただし、auでんきでは電気料金に応じてPontaポイントが還元されます。

還元対象額6,700円未満は還元率0.5%のため、1か月あたり34ポイント、年間で約408ポイントが貯まる計算です。

実際に電気料金が直接値引きされるわけではなく、Pontaポイントとして付与される点に注意しましょう。

auでんきが向いている人・向いていない人を見る

2〜3人世帯

2人暮らし・3人暮らし(ともに契約容量40A)を例に、使用量別の電気代をシミュレーションしてみましょう。

2人世帯の電気代シミュレーション

  • 契約容量:40A
  • 月間使用電力量:300kWh

項目

東京電力
「スタンダードS」

auでんき
「でんきM」

基本料金

1,247円

1,247円

電力量料金

10,128円

10,125円

燃料費調整額

-1,857円

-1,854円

再エネ賦課金

1,194円

1,194円

ポイント還元

103pt(還元)※1

合計金額

10,712円

10,711円

※1:auでんきポイントで割引の還元率が目安(au/UQ mobile回線とのセット利用が条件)。還元対象額は税抜・100円未満切り捨てで計算。

2人暮らしの平均的な電気使用量である300kWhで計算すると、

東京電力・auでんきの電気料金はほぼ同水準です

auでんきでは電気料金に応じてPontaポイントが還元され、還元対象額が8,000円以上のため還元率1.0%が適用されます。

1か月あたり103ポイント、年間で約1,236ポイントが貯まる計算です。

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3人世帯の電気代シミュレーション

  • 契約容量:40A
  • 月間使用電力量:350kWh

項目

東京電力
「スタンダードS」

auでんき
「でんきM」

基本料金

1,247円

1,247円

電力量料金

12,153円

12,149円

燃料費調整額

-2,167円

-2,163円

再エネ賦課金

1,393円

1,393円

ポイント還元

121pt(還元)※1

合計金額

12,626円

12,625円

※1:auでんきポイントで割引の還元率が目安(au/UQ mobile回線とのセット利用が条件)。還元対象額は税抜・100円未満切り捨てで計算。

3人暮らしの平均的な電気使用量である350kWhで計算すると、

東京電力・auでんきの電気料金はほぼ同水準です

auでんきでは、還元対象額が8,000円以上のため還元率1.0%が適用され、1か月あたり121ポイント、年間で約1,452ポイントが貯まる計算です。

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4人世帯

4人暮らし(契約容量50A)を例に、電気代をシミュレーションしてみましょう。

4人世帯の電気代シミュレーション

  • 契約容量:50A
  • 月間使用電力量:400kWh

項目

東京電力
「スタンダードS」

auでんき
「でんきM」

基本料金

1,559円

1,559円

電力量料金

14,177円

14,173円

燃料費調整額

-2,476円

-2,472円

再エネ賦課金

1,592円

1,592円

ポイント還元

143pt(還元)※1

合計金額

14,852円

14,851円

※1:auでんきポイントで割引の還元率が目安(au/UQ mobile回線とのセット利用が条件)。還元対象額は税抜・100円未満切り捨てで計算。

4人暮らしの平均的な電気使用量である400kWhで計算すると、

東京電力・auでんきの電気料金はほぼ同水準です

auでんきでは、還元対象額が8,000円以上のため還元率1.0%が適用され、1か月あたり143ポイント、年間で約1,716ポイントが貯まる計算です。

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5人以上世帯

5以上のファミリー世帯(契約容量60A)を例に、電気代をシミュレーションしてみましょう。

5人以上世帯の電気代シミュレーション

  • 契約容量:60A
  • 月間使用電力量:450kWh

項目

東京電力
「スタンダードS」

auでんき
「でんきM」

基本料金

1,871円

1,870円

電力量料金

16,202円

16,197円

燃料費調整額

-2,786円

-2,781円

再エネ賦課金

1,791円

1,791円

ポイント還元

164pt(還元)※1

合計金額

17,078円

17,077円

※1:auでんきポイントで割引の還元率が目安(au/UQ mobile回線とのセット利用が条件)。還元対象額は税抜・100円未満切り捨てで計算。

5人以上のファミリー世帯の平均的な電気使用量である450kWhで計算すると、

東京電力・auでんきの電気料金はほぼ同水準です

auでんきでは、還元対象額が8,000円以上のため還元率1.0%が適用され、1か月あたり164ポイント、年間で約1,968ポイントが貯まる計算です。

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auでんきが向いている人・向いていない人

悩む

これまでのシミュレーションでは、料金はほぼ同水準という結果でした。

単価に大きな差がない以上、判断のポイントは別のところにあります。

ここでは、auでんきが向いている人・向いていない人の条件をそれぞれ整理します。

auでんきが向いている人

auでんきが向いている人

  • Pontaポイントを日常的に貯めている・使っている人
  • au/UQモバイルを契約しており、自宅セット割の対象になる人
  • 電力会社の切り替え自体に大きなリスクを求めない人
    (単価はほぼ同水準のため、切り替えても電気代が急に上がる心配は少ない)

Pontaポイントを普段から貯めている、または使っている方には、auでんきが向いています。
電気料金に応じて自動的にポイントが還元されるため、契約を切り替えるだけで、特別な手間なくポイントを貯められます。

また、UQモバイルの自宅セット割対象プランを契約している方にもメリットがあります。

自宅セット割の対象プラン・割引額

対象プラン:トクトクプラン2
通信費からの割引額:
1回線あたり月額1,100円

【適用条件】
・UQモバイル回線数は、1つの電気契約につき合計10回線まで
 (auホームルーター5G等の場合は9回線まで)
・離れて暮らす家族の回線も対象

ただし、これは通信費の割引であり、電気代そのものが安くなるわけではない点には注意が必要です。

Pontaポイント還元・自宅セット割ともに、あくまで「電気代以外」で得られるメリットと捉えておきましょう。

auでんきが向いていない人・注意点

auでんきが向いていない人

  • 電気代をとにかく安く抑えたい人
  • au/UQモバイルを利用しておらず、ポイント還元・セット割の対象にならない人

一方で、電気料金そのものを大きく下げたい方には、auでんきはあまり向きません。

ここまでのシミュレーションの通り、大手電力会社との料金差はわずかで、Pontaポイント還元を考慮しても、月額で数十円〜150円程度の違いにとどまるためです。

もう一点、契約前に知っておきたい注意点があります。

注意点

auでんきには、
燃料費調整額の上限がありません
これは東京電力の自由料金プラン「スタンダードS」も同様のため、auでんき特有の弱点ではありません。

ただし、東京電力の規制料金プラン「従量電灯B」には上限が設けられているため、契約プランによっては条件が異なる点に注意しましょう。

いずれの場合も、燃料価格が高騰した場合には
電気料金が上昇する可能性がある点は、電力会社を選ぶ際に押さえておきたいポイントです。

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auでんき以外の新電力という選択肢

ここまで、auでんきの料金や向き不向きについて見てきました。

電気代そのものを抑えたい方には、auでんき以外の新電力も選択肢に入ります。

ここでは、基本料金や燃料費調整額が0円のリボンエナジーをはじめ、注目の新電力3社の特徴を紹介します。

注目の新電力3社

新電力 特徴

auでんき以外にも、電気代の負担を抑えられる新電力はあります。

ここでは、特徴の異なる3社を紹介します。

リボンエナジー|基本料金&燃料費調整額が0円

リボンエナジー

出典:リボンエナジー

リボンエナジーの「リボングリーン」は、

基本料金と燃料費調整額が「0円」の固定費がかからないプランです。

電力量料金は30分ごとに変わる「市場連動型」を採用しており、料金が安い時間帯を選んで使うことで、電気代を抑えやすいのも特徴です。

さらに、ライフスタイルに合わせて7種類の割引を併用できるため、条件次第でよりお得に利用できます。

オクトパスエナジー|テクノロジーで暮らしに寄り添う電気プラン

オクトパスエナジー

出典:オクトパスエナジー

オクトパスエナジーは、イギリス生まれの電力会社で、日本では東京ガスと共同で電気を供給しています。

一般的な「グリーンオクトパス」プランは、東京電力と比べて基本料金・電気単価のどちらも安く設定されているのが特徴です。

さらに、太陽光や風力などで作られた

実質再生可能エネルギー100%のクリーンな電気を利用できるのも魅力です。

エネワンでんき|価格が安定した料金プラン

エネワンでんき

出典:エネワンでんき

エネワンでんきは、ガスワングループが運営する新電力会社です。

電気料金プランは使用量に応じて3種類から選べるため、一人暮らしからファミリー世帯まで、自分に合ったプランを選びやすいのが特徴です。

また、電気料金200円ごとに1Pontaポイントが貯まる仕組みもあり、Pontaポイントを日常的に使っている方にもメリットがあります。

【比較】気になる新電力とどちらがおトクか詳しく見る

3つの新電力の特徴を紹介しましたが、自分の家庭にとって「どこが最もおトクで安心なのか」は、直接比べてみるのが確実です。

そこで、auでんきからの切り替えで特に気になる2つの組み合わせについて、毎月の料金や仕組み、安心感を比較した記事を用意しました。

気になる組み合わせを選んで、電力会社選びの参考にしてみてください。

新電力を2つの組み合わせで比較

auでんき vs リボンエナジー
基本料金と燃料費調整額が「0円」のリボンエナジーに切り替えると、今のauでんきと比べてどれくらい差が出るのか比較しています。
リボンエナジーとauでんきを比較|電気代・割引・ポイント還元

オクトパスエナジー vs リボンエナジー
電気代の安さに定評がある2社を比較。それぞれの料金プランの違いや、お互いのメリット・デメリットを分かりやすく比較しています。
リボンエナジーとオクトパスエナジーを比較!どっちがおトクで安心?

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auでんきのプランに関するよくある質問

Q&A

auでんきの料金プランについて、よく寄せられる質問をまとめました。

契約や乗り換えの前に気になるポイントを、Q&A形式で分かりやすく解説します。

Q. auでんきに解約金はある?

A. 解約金はかかりません。

契約期間の縛りもないため、いつでも他の電力会社に切り替えられます。

Q. 切り替えで停電しやすくなる?

A. 停電しやすくなることはありません。

送配電網は今までと同じ大手電力会社の設備を使うため、切り替え自体が停電の原因になることはありません。

Q. au回線がなくても申し込める?

A. 申し込みは可能です。

ただし、Pontaポイントの還元率やセット割の適用条件が変わるため、au・UQモバイルを契約していない場合はメリットを感じにくくなります。

Q. 乗り換え時に工事は必要?

A. 基本的に工事は不要です。

スマートメーターが設置されていれば、Web上の手続きのみで切り替えが完了します。

Q. 一人暮らしでもおトクになる?

A. 大きな差は出にくい傾向です。

基本料金・電力量料金は大手電力会社とほぼ同水準のため、使用量が少ないとPontaポイント還元額も小さくなり、メリットを感じにくくなります。


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まとめ

auでんきの料金は、基本料金・電力量料金ともに大手電力会社とほぼ同水準です。

切り替えただけで、電気代が大きく下がるわけではありません

ただし、Pontaポイントの還元やUQモバイルの自宅セット割など、電気代以外のメリットを享受できる人にとっては、検討する価値のある選択肢です。

auでんきが向いている人・向いていない人

  • 向いている人:Pontaポイントを日常的に使っている人、au・UQモバイルの自宅セット割対象者
  • 向いていない人:電気料金そのものを安く抑えたい人

一方で、電気代そのものを見直したい方には、リボンエナジーやオクトパスエナジー、エネワンでんきといった他の新電力という選択肢もあります。

それぞれ、固定費0円・単価の安さ・料金の安定性など、異なる強みを持っています。

どこが自分に合うかは、実際に比較してみるのが一番の近道です。
ご自身のライフスタイルに合わせて、最適な電力会社を選んでみてください。

執筆者
raiLamp
Ribbon Blog 編集部
「Ribbon Blog」は「電気の気になるをサクッと解決」をコンセプトに、株式会社リボンエナジーが運営する公式メディアです。 電気代の節約術をはじめ、家庭で役立つ電気の情報をお届けしています。