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ブログTOPオール電化の100アンペアの基本料金は?A契約ではなくkVA?
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オール電化の100アンペアの基本料金は?A契約ではなくkVA?

オール電化の100Aの基本料金がない?実は「kVA扱い」その理由 アイキャッチ

「オール電化 100A 基本料金が知りたい」

そう思って検索したのに、どうもピンとくる情報が出てこない・・・。

そんな状況になっていませんか?

実はその原因、「100A(アンペア)」という言葉にあるかもしれません。

家庭の電気契約は通常「アンペア(A)」で、上限は60Aまで。

それ以上が必要なオール電化住宅では、「契約容量(kVA)」という別の方式で契約する仕組みになっています。

電力換算すると、10Aは1kVAに相当します。

つまり、あなたが探している「100A(アンペア)」は、「10kVA(キロボルトアンペア)」にあたるんです。

この違いこそが、どの電力会社の料金表を見ても「100A」が見つからない理由です。

この記事では、「100Aの基本料金がない理由」と、オール電化住宅の契約を正しく理解するためのポイントをわかりやすく解説します。

目次

なぜ100Aの基本料金が見つからないのか

電気

「100Aの基本料金っていくらなんだろう?」

そう思って電力会社の料金表を見ても、どこにも100Aの文字が見つからない。

実はこれ、情報が載っていないのではなく、契約の仕組みそのものが違うからなんです。

一般的な家庭では「アンペア(A)」という単位で契約しますが、アンペア契約で設定できるのは最大でも60Aまで

それを超える場合、たとえばオール電化住宅や、60Aを超える容量が必要な家庭では、「主開閉器契約(=kVA契約)」という別の方式に切り替わります。

つまり、100A契約というのは存在せず、10kVA(キロボルトアンペア)として扱われているんです。

ここからは、この仕組みをもう少し詳しく見ていきましょう。

一般家庭は「アンペア契約」|上限は60Aまで

多くの家庭では、電気の契約を「アンペア(A)」という単位で行っています。

このアンペア契約は、同時に使える電気の量(容量)を示すもの。

契約アンペアを超える量の電気を使うと、ブレーカーが落ちる仕組みになっています。

たとえば30A契約なら、

  • 照明
  • エアコン
  • 電子レンジ

などを同時に使って30Aを超えると自動的に遮断されます。

これは家庭内の電気を安全に使うための仕組みです。

ただし、このアンペア契約には上限があります。

大手電力会社の一般家庭向け契約では、最大でも60Aまでが設定可能。

それ以上の容量(たとえば80Aや100A)は設定できません。

つまり、100A契約というのは、アンペア契約の仕組み上そもそも存在しないということになります。

ポイント

・アンペア契約は「同時に使える電気の量」を決める仕組み
・契約アンペアを超えるとブレーカーが落ちる
・上限は60Aまで
・100A契約は存在せず、別の契約方式(kVA契約)になる

60Aを超える場合は「主開閉器契約(kVA契約)」になる

アンペアブレーカーと主開閉器のイメージ図

アンペア契約は最大でも60Aまでしか設定できないため、それ以上の容量が必要な場合は、「主開閉器契約(しゅかいへいきけいやく)」=kVA契約に切り替わります。

この契約方式では、アンペアブレーカーのように「契約値を超えた瞬間に落ちる専用の装置」はありません。

代わりに、家のメインブレーカー(主開閉器)そのものの容量で保護される仕組みになっています。

つまり、kVA契約では「電気をどのくらいまで安全に使えるか」を、家全体の同時使用量をもとに判断する方式です。

エコキュートやIHクッキングヒーター、エアコンなどを同時に使うと、60Aを軽く超えることもあるため、オール電化住宅ではこのkVA契約が採用されるケースが一般的です。

なお、主開閉器契約でも主開閉器の容量を超えるとブレーカーは落ちます。

ただしアンペア契約のように「設定アンペアを少しでも超えたら即遮断」ではなく、実際に物理容量を超えたときに作動するという違いがあります。

ポイント

・60Aを超える場合は「主開閉器契約(kVA契約)」に切り替わる
・kVA契約では“同時使用量”をもとに容量を設定
・容量を超えればブレーカーは落ちるが、落ち方の仕組みが異なる

「10A=1kVA」だから100Aは10kVAに相当

ここまでで、一般家庭は「アンペア契約」、そして60Aを超えると「主開閉器契約(kVA契約)」になることを説明しました。

では実際、アンペア(A)とkVA(キロボルトアンペア)はどのように換算されるのか?

答えはとてもシンプルで、10A = 1kVA という関係で換算されます。

この換算をもとに、主な容量を一覧にすると次のようになります。

アンペア(A)

相当するkVA(契約容量)

30A

3kVA

40A

4kVA

50A

5kVA

60A

6kVA

80A

8kVA

100A

10kVA

たとえば、60A契約の家庭は「6kVA契約」に相当し、オール電化住宅などで100Aが必要なケースでは「10kVA契約」として扱われます。

つまり、100Aの基本料金を知りたい場合は、10kVAの欄を見ればよいということ。

これが、料金表をいくら探しても100Aの文字が出てこない理由なんです。


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実際10kVA(100A相当)の基本料金っていくら?

アンペア契約(A)と主開閉器契約(kVA)の違いがわかったところで、オール電化住宅などで多く採用される「主開閉器契約(kVA)」の電気料金が、具体的にいくらになるのかを見てみましょう。

ここでは、東京電力EPのオール電化プランの一つである「スマートライフL」(kVA契約が可能なプラン)を例に、基本料金を計算します。

1kVAあたりの基本料金

引用:TEPCO|東京電力EP「オール電化料金プラン」

東京電力EPの「スマートライフL」では、基本料金は契約容量1kVAあたりで設定されています。

まずは料金表の1kVAと書かれている場所を見てみましょう。

単位

料金(税込)

1kVA

311.75円

※1kVAは10Aに相当します。

出典:TEPCO|東京電力EP「オール電化料金プラン」を参考に作成

10kVA契約(100A相当)の基本料金

この単価を元に、10kVAで契約した場合の基本料金を計算すると以下のようになります。

10kVA(100A相当)契約の場合
10kVA×311.75円=約3,117円

したがって、東京電力EPの「スマートライフL」で10kVAを契約した場合の月々の基本料金は 3,117円となります。

補足:オール電化プランの料金体系の特徴

この章では、東京電力EPの「スマートライフL」を例にご紹介しました。

多くの場合、オール電化住宅では「スマートライフS/L」などのオール電化専用プランが適用されます。

また、オール電化プランの最大の特徴は、電気を使う時間帯によって電力量料金が大きく変動することです。

特に深夜~早朝(午前1時〜午前6時など)の電気料金が割安に設定されています。

これは、エコキュートや蓄熱暖房機など、夜間に電気を使って熱をためる消費電力の大きい設備を効率よく利用できるように設計されているためです。

オール電化は10kVA(100A相当)必要って本当?【必要なケースを紹介】

光熱費を一本化できる便利なオール電化。

「オール電化って電気をいっぱい使うから、契約容量(kVA)も大きい方がいいよね?」

そう思われて、10kVAやそれ以上の大きい契約容量をされている方もいらっしゃるかもしれません。

でも実際は・・・?

10kVAのような大きい契約は必要がない可能性があります。

もしかしたら、ただただ無駄な出費になっている可能性も?

この章では、オール電化で10kVA(100A相当)が必要になるケースを解説します。

大家族(5人以上)の場合

5人以上の家族が同じ時間に生活すると、電気を使用する時間が集中しやすくなります。

例:朝の支度

家電

消費電力の目安 (W)

アンペア (A)

IHクッキングヒーター

3,000W

30A

電子レンジ

1,500W

15A

エアコン(冷房)

1,400W

14A

IHジャー炊飯器

1,300W

13A

ドライヤー

1,200W

12A

冷蔵庫

250W

2.5A

テレビ

210W

2.1A

出典:TEPCO|東京電力EP「主な電気機器のアンペアの目安」資料を参考に作成

合計:約90A=約9kVA

このように、家族が5人以上になると、朝や夜の生活リズムが重なりやすく、電気の使用量が一気に増えます。

朝の1時間だけでも10kVA前後の電力が必要になることもあるのです。

契約容量が小さいと、同時使用によってブレーカーが落ちてしまうリスクが高まります。

10kVAに契約しておけば、一度に多くの電気を使えるため、家族の生活リズムが重なっても安定して電力を確保できます。

「大家族=電気を同時に使う場面が多い」という特性を考えると、10kVAの契約は選択肢にいれてもいいでしょう。

二世帯住宅の場合

二世帯住宅の電気代の請求方法は「一括請求」「完全分離型」の2種類に分かれます。名前の通り、一括に請求するか、それぞれの世帯に請求するかです。

こちらでは「一括請求」のパターンをご紹介します。

二世帯住宅は、1つの建物に「2つの生活」があるため、家電もほぼ2倍になります。特にキッチンや冷暖房は同時使用が想定されます。

例:夕食時に両世帯が同時調理+冷暖房を使用する

家電

消費電力 (W)

アンペア (A)

IHクッキングヒーター×2

3,000W×2

60A

エアコン×2

1,400W×2

28A

IHジャー炊飯器

1,300W×2

26A

冷蔵庫

250W×2

5A

テレビ

210W×2

4.2A

出典:TEPCO|東京電力EP「主な電気機器のアンペアの目安」資料を参考に作成

合計:約123A=約12.3kVA

二世帯住宅では、ほぼ「2軒分の電気」を1つの契約でまかなうことになるため、一般家庭よりも電気使用量が格段に増えます。キッチンや浴室、冷蔵庫などの大型家電がそれぞれに用意されるケースも多く、同時に使用すれば瞬間的な負荷はかなり大きくなります。

60Aや70Aでは不足しやすく、日常的にブレーカーが落ちる原因になります。

二世帯住宅は家族が多く集まるイベントや来客も増えがちです。電気を気兼ねなく使えるように、余裕のある100A契約を検討する価値があります。

電気自動車(EV)を使う家庭の場合

電気自動車(EV)の充電器を使用するだけで、60Aほどかかります。

その他に、消費電力の大きい家電を同時に使用するような場合がある家庭では、契約容量の余裕が不可欠です。

例:夜間にEV充電しながら家事をしている

家電

消費電力 (W)

アンペア (A)

電気自動車(EV)充電

6,000W

60A

電子レンジ

1,500W

15A

エアコン

1,400W

14A

洗濯乾燥機

1,400W

14A

出典:TEPCO|東京電力EP「主な電気機器のアンペアの目安」資料を参考に作成
出典:EVDAYS|東京電力EP「EVの急速充電を徹底解説!充電の特徴、充電のコツ、料金まで解説」資料を参考に作成

合計:約103A=約10.3kVA

電気自動車(EV)充電だけで60A近く消費するため、その他の家電を同時に使えば簡単に10kVAを超えます

電気自動車(EV)を使用する家庭に限らず、消費電力の大きい家電を同時に使う家庭では、契約容量が大きなポイントになります。

大型家電はそれぞれ1,000W~2,000W以上を消費することも珍しくありません。たとえば「IH+オーブン+食洗機+エアコン+ドライヤー」といった組み合わせでは、短時間でも相当な電力を消費します。契約が小さいと一瞬でブレーカーが落ちてしまいます。

10kVA契約にすることで、こうした大型家電を同時に使用しても余裕ができるので、特に「電気をたくさん使う前提の家庭」にはおすすめです。

将来を見据えて10kVA契約を選ぶという場合

現時点では電気使用量が少なくても、将来的なライフスタイルの変化で必要なアンペア数は大きく変わります。

例:近い将来に増える可能性のある使い方

家電・シーン

消費電力 (W)

アンペア (A)

電気自動車(EV)充電

6,000W

60A

IHクッキングヒーター

3,000W

30A

エアコン×2

1,000W×2

20A

出典:TEPCO|東京電力EP「主な電気機器のアンペアの目安」資料を参考に作成
出典:EVDAYS|東京電力EP「EVの急速充電を徹底解説!充電の特徴、充電のコツ、料金まで解説」資料を参考に作成

合計:約110A=約11kVA

現状ではそれほど電気を使っていなくても、今後の暮らし方を考えると10kVA契約が必要になる場合があります。

たとえば次のようなケースです。

  • 子どもが成長し、電気の使用が増える
  • 将来、電気自動車を導入する予定がある
  • リフォームや二世帯化を考えている

契約容量は後から変更することも可能ですが、手続きや工事が必要になることもあります。

「今の快適さ」だけでなく「これからの暮らし」を考えるなら、10kVA契約は安心できる選択肢といえるでしょう。

必要なケースが自分の家に当てはまらなかった方へ

大家族や二世帯住宅、大型家電を多く使う家庭では10kVA契約が安心ですが、すべての家庭に必要なわけではありません。
実は、夫婦2人暮らしや、一人暮らしで生活家電がコンパクトに収まっている場合は、40A〜60A程度でも十分なケースが多いです。

大切なのは「家庭のライフスタイルに合った契約容量を選ぶこと」
必要以上に大きすぎる契約は基本料金が高くなりますし、小さすぎる契約はブレーカー落ちの原因になります。

次の章では、もし、自分の家には必要のない大きさの契約容量だったら?ということを解説します。


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自分の家に合っていない契約容量だとどうなる?

不安

オール電化住宅の契約容量選びは、快適さとコストのバランスが重要です。

「大は小を兼ねる」と考え、安心感から10kVAという大容量で契約を選ぶ方も少なくありません。

しかし、この「安心」の裏には、毎月必ず支払う「基本料金の負担増」という、見過ごせないデメリットが潜んでいます。

もしかすると無駄にお金を払い続けている可能性が・・・・

この章では、基本料金の具体的な負担と、それが年間でどれほどの無駄なコストになるのかを説明します。

基本料金が契約容量(アンペア数)と比例して増える

多くの電力会社のプランでは、契約する契約容量(アンペア数)が大きくなるほど、電気をまったく使わなくても発生する基本料金が高くなります。

その理由は、電力会社が安定的にその容量(10kVA)を供給できる設備を維持するためです。

たとえば、東京電力EPの一般的な料金プランで比較してみましょう。

(※ご契約の電力会社によって基本料金は異なりますが、ここでは目安としてご確認ください。)

契約アンペア数(kVA)

基本料金(月額)

15A

467.63円

30A

935.25円

40A

1,247.00円

50A

1,558.75円

60A(6kVA)

1,870.50円

70A(7kVA)

2,182.25円

80A(8kVA)

2,494.00円

90A(9kVA)

2,805.75円

100A(10kVA)

3,117.50円

出典:TEPCO|東京電力EP「オール電化料金プラン」を参考に作成

※1kVAは10Aに相当します。

表の通り、この契約容量(アンペア数)が大きくなるほど、毎月の電気の 基本料金 も高くなるのがわかりますよね。

この表を見ると、6kVAと10kVAの差額は月々1,247円になります。

ブレーカーが落ちる心配がない安心感は得られますが、その代わりに毎月この「安心料」を支払うことになります。

契約容量ごとの年間コストの比較をしてみよう:無視できない差額

「月々1,000円ちょっとの差なら…」と軽く考えるかもしれません。

しかし、基本料金は電気使用量に関わらず、毎月休まず発生する固定費です。

この差額を年間で見てみると、その大きさがとてもよくわかります。

契約容量

基本料金(月額)

年間負担額(目安)

60A(6kVA)

1,870.50円

22,446円

80A(8kVA)

2,494.00円

29,928円

100A(10kVA)

3,117.50円

37,410円

出典:TEPCO|東京電力EP「オール電化料金プラン」を参考に作成

※1kVAは10Aに相当します。

6kVAと10kVAで、どのくらいの差があるか実際に計算してみましょう。

年間の基本料金の差額
月々の差額 (1,247円) × 12ヶ月 = 
年間 14,964円

このように、10kVAが必要なかった場合、

契約しているだけで、年間 約15,000円 近くを余分に支払い続けていることになります。

この金額があれば、家族旅行の費用に充てたり、高性能な家電製品の買い替え資金にしたりと、違う形で使うことができますよね。

「使わない容量」にお金を払い続けるイメージ

契約アンペア数を、トラックのレンタル料として考えてみましょう。

例:「最大積載量10トン(10kVA)の大型トラックをレンタルしているが、実際に運ぶ荷物は常に6トン(6kVA)までで収まっている。」

契約容量イメージ図

10トントラックのレンタル料

契約容量10kVAの基本料金

6トン分の荷物

実際に必要な最大容量6kVA

使っていない4トンの積載スペース

無駄になっている4kVAの容量

トラックのレンタル料は、積載量(容量)によって高くなります。

本来は6トントラック(6kVA)で十分で安い料金で済むはずなのに、10トントラック(10kVA)の高いレンタル料を払い続けている状況です。

10kVA契約は、頻繁にブレーカーが落ちるのを防ぐための「保険」と言えますが、ほとんど使わない容量のために高い保険料(基本料金)を払い続けるのは、無駄な出費になります。

ポイント
普段の生活に合った適正な契約容量を見つけることが、オール電化の基本料金を賢く節約する第一歩!!

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【自己診断】あなたの家に必要な契約容量(アンペア数)はいくつ?

オール電化住宅への切り替えを検討する際、または現在の電気契約を見直す際、

「結局、自分の家に最適な契約容量(アンペア数)はいくつなのだろう?」と悩む方は多いでしょう。

大きすぎれば基本料金の無駄になり、小さすぎれば「頻繁にブレーカー落ちる」というストレスに繋がります。

最適なアンペア数を見つけるためには、「自宅で最も電気を使う瞬間(ピーク時)」を正確に把握することが重要です。

ここでは、無駄なく快適に暮らすための最適な契約容量(アンペア数)を導き出すための具体的な手順を解説します。

ステップ1:あなたの家の「主役級」の電気機器を把握しよう

オール電化住宅で特に意識するべきなのは、瞬間的に大きな電力を必要とする「主役級」の家電製品です。

これらの消費電力を把握することが、診断する上での第一歩となります。

オール電化の三大消費電力機器

オール電化を構成する主要な家電は、ガス器具と比較して瞬間的な消費電力が大きくなる傾向があります。

  • IHクッキングヒーター
    複数のヒーターを最大火力で同時使用した場合、5.0kW〜5.8kW程度の電力を必要とします。これは、一般的な家電の中でも最大クラスの消費電力です。
  • エコキュート(電気給湯器)
    主に深夜に運転し、ヒートポンプユニットが外気から熱を集めてお湯を沸かしますが、凍結防止運転や追い焚き時のヒーター運転など、瞬間的に1.0kW〜2.0kW程度の電力を消費する場合があります。(※深夜の沸き上げはピークタイムとはずれやすいため、日中の瞬間消費を考える上で変動します。)
  • エアコン
    特に冬の暖房や夏の冷房開始直後は、設定温度に到達させるために大きな電力を消費します。リビング用の大型エアコン1台で、最大3.0kWを超えることもあります。

その他の高電力機器リスト

IHやエアコンに加えて、同時に使用されることで全体の負荷を大きく高める家電をリストアップしました。

機器の種類

主な使用時間帯

消費電力(概算)

アンペア数(200V換算)

IHクッキングヒーター(最大)

朝・夕

5.8kW

29A

大型エアコン(暖房最大)

朝・夕

3.0kW

15A

電気衣類乾燥機/ドラム式乾燥

朝・夜

1.2kW

6A

食器洗い乾燥機(ヒーター使用時)

夕・夜

1.3kW

6.5A

ドライヤー(1台)

朝・夜

1.2kW

12A(100V換算)

電子レンジ(高出力)

朝・夕

1.5kW

15A(100V換算)

V2H充電器(普通充電)

3.0kW

15A

注意点

  • エコキュート/電気温水器
    夜中の安い時間帯に勝手に動く設定が多いので、昼間の使用量には含めなくてOK。
  • IHクッキングヒーター
    3口全部を「強火」で使う時が最大。普通はもう少し少ないです。
  • 蓄熱暖房機
    エコキュートと同じく、夜間にまとめて蓄熱することが多いです。
  • 全館空調システム
    常に動いているため、ピーク時の計算に含める必要があります。
ポイント
エコキュートなどは、電気代の安い
深夜に動くようにタイマー設定されていることがほとんど。
だから、
家族が活動する昼間や夕方の「ピーク時」の計算には入れなくて大丈夫ですよ!

ステップ2:最低限クリアすべき契約容量を想像しよう

生活している中で「最悪のシナリオ」はブレーカーが落ちることですよね。

そのブレーカーが「バチッ!」と落ちるのは、たくさんの電気を同時に使ったとき。

あなたの家で最も電気を使う「ピーク時」に最低限必要なアンペア数をシミュレーションしてみましょう。

これが、ブレーカー落ちを防ぐために絶対にクリアすべきボーダーラインです。

例:オール電化でブレーカーが落ちやすいシーン

シーン

同時に使う電化製品の組み合わせ例

合計アンペア数(A)目安

夕飯の準備

IH(2口)+ レンジ + 炊飯器 + 照明 + 冷蔵庫

約50A〜60A

冬の朝

IH(1口)+ エアコン(全開)+ ドライヤー + 照明 + 冷蔵庫

約45A〜55A

フル稼働

IH(3口)+ 食洗機 + エアコン2台 + テレビ

約60A〜80A

この合計値が、あなたの家が最低限クリアすべき目安になります!

「わが家には何アンペアがちょうどいいのか」を確認するには、こちらのチェック表で一度確認してみましょう。
日常生活で使っている家電から、契約アンペア数の目安をシミュレーションすることができますよ!

出典:TEPCO|東京電力EP「わが家のアンペアチェック」

ステップ3:家族構成と使い方から最適なアンペア数を判断する

家族構成から大体の契約容量を判断することができます。

世帯人数

一般的な目安(A)

オール電化住宅の目安(A)

1人暮らし

20A ~ 30A

30A ~ 40A

2人暮らし

30A ~ 40A

40A ~ 60A

3~4人家族

40A ~ 50A

50A ~ 80A

5人以上の家族

50A ~ 60A

60A ~ 100A

どんな家族・使い方にぴったり?契約アンペア数(A)、契約容量(kVA)ごとの特徴

  • 40A
    一人暮らし・二人暮らし。IHとエアコンを使う時は、電子レンジは我慢するなど、意識して節約できる方。
  • 50A
    3人〜4人家族。多少、IHとエアコンを同時に使っても大丈夫。多くのオール電化家庭がこの契約。
  • 60A(6kVA)
    4人以上の大家族。冬場にエアコン2台とIHを同時に使うことが多いなど、家電が多いお家。
  • 80A(8kVA)
    二世帯や大きな家。全館空調や床暖房もあり、電気を便利さ優先で遠慮なく使いたい方。
  • 100A(10kVA)
    【必要なケース】 蓄熱暖房機が何台もある、業務用に近い設備があるなど、特別な理由がある場合

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契約容量の変更手続きの流れと、費用について

ポイント

自宅に必要な契約容量が明確になったら、次は必要に応じて変更手続きに進みましょう!

契約容量の変更は、電気代の節約やブレーカー落ちの防止に直結する重要な手続きです!

ここでは、変更手続きの流れと費用について、詳しく解説します。

契約容量の変更は、電力会社によって手続き方法が異なりますが、大まかな流れは共通しています。

変更手続きの流れ

ステップ

内容

備考

① 申込み

契約している電力会社に電話またはWebサイトで申し込む。契約容量(例:60A→10kVA)を伝える。

契約容量(例:60A→10kVA)を伝える。

② 工事日の調整

電力会社または委託された工事会社から連絡がくる。

通常、申込みから数日~数週間後。立ち会い不要の場合が多い。

③ 現場調査・工事

現地で工事が行われる。

スマートメーター設置済みの場合は、遠隔操作で完了することもある

④ 変更完了

契約容量が変更され、新しい基本料金が適用される。

変更にかかる費用と工期

比較的使用電力が少ないオール電化住宅の方の電気契約(例:スマートライフS)は、通常「最大60Aまで」が上限です。
60Aを超える契約をする場合は、kVA(キロボルトアンペア)単位で契約する方式に切り替える必要があります。

契約変更そのものに手数料はかかりませんが、60Aを超える電力を安全に使うには、現在の家庭用設備では容量が足りないケースが大半です。
そのため、分電盤や引き込み線(幹線)の交換など、家の内部設備に対する大規模な改修工事が必要になります。

その費用はお客様負担で、結果的に、高額な工事費用が発生する可能性が高いです。

費用が発生する可能性のあるケース

  1. 分電盤(ブレーカーボックス)や引込線の改修が必要な場合
    10kVAなど大容量へ変更する際、古い住宅では分電盤の交換や、電柱から住宅への引込線の張り替え工事が必要になることがあります。
    この場合、工事費は自己負担となり、数万〜数十万円かかることがあります。工事会社による現地調査で費用が発生するかどうか確定します。
  2. オール電化専用プランの契約容量を変更する場合
    オール電化プランの場合、契約容量(kVA)の変更に伴い、まれに屋内配線の改修が必要になることがあり、費用が発生する可能性があります。

工期について

工事自体は、単純なアンペアブレーカーの交換であれば数十分~1時間程度で完了します。しかし、分電盤の交換や引込線の改修が必要な場合は、半日〜一日かかることがあります。

まずは電力会社に相談を!

費用が発生するかどうかは、ご自宅の設備状況と、現在契約している電力プランによって大きく異なります。

まずは費用を心配する前に、契約している電力会社に「容量を変更したいが、費用と工期はどの程度か」を問い合わせ、現地調査を含めた見積もりを取ることから始めましょう。

ポイント
アンペア数の変更には「
1年に1回まで」といった制限を設けている電力会社が多いので注意が必要です。

出典:横浜電気工事レスキュー「アンペア変更工事の費用はいくら?基本無料?料金相場を解説」資料を参考に作成

まとめ:最適な契約で無駄のないオール電化生活を

この記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

基本料金に悩んでいたあなたの不安は、少しでも解消されましたでしょうか?

電気契約の見直しは、家計の固定費削減日々の快適な生活に直結する重要な行動です。

この知識と自己診断を基に、無駄のないオール電化生活を送りましょう!

電力会社の乗り換えも視野に
契約容量を見直しできた今、料金プランを一度見直してみてはいかがでしょうか。
料金プラン自体を見直すことで、さらに大きな節約につながるかも?
契約容量の変更をきっかけに、一度、契約中の電力会社や、他の電力会社のプランと比較してみるのもおすすめですよ!
電力会社を簡単比較!

簡単な項目を選ぶだけで、契約中の電力会社の電気代と気になる他社の料金を比較できます。
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執筆者
raiLamp
Ribbon Blog 編集部
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