リボンエナジーと楽天でんきの基本情報

「リボンエナジーと楽天でんき、名前は聞くけど具体的にどう違うの？」そう思っている方も多いでしょう。

この章では、まず両社の基本情報と、電気料金の仕組みにおける決定的な違いを整理していきます。

特に注目すべきは・・・

リボンエナジーは「市場価格に連動する変動型」

楽天でんきは「電力量料金が一律のシンプル設計」

という点。

この特性を知ることで、どちらがあなたのライフスタイルに合っているかが見えてくるはずです。

まずは、この重要なポイントからしっかりと押さえていきましょう。

賢く節約？リボンエナジーの料金の仕組み

出典：リボンエナジー

電気料金【プラン名：リボングリーン】
基本料金	0円
電力量料金	固定従量料金	22.00円／kWh※1
電力量料金	変動従量料金	0.01円／kWh～ ※市場価格（JEPX）に連動し、毎日30分ごとに変わる変動単価
調整費	0円
割引	7種類の併用可能な割引
その他情報
オール電化対応の有無	あり
供給エリア	全国で対応（沖縄県・離島を除く）
キャンペーン	6ヶ月間の電気代割引キャンペーン
契約の縛り・解約金	なし
支払い方法	クレジットカード／Apple Pay／Google Pay
公式サイト	https://ribbonenergy.jp/

※1 ：東京エリアの固定従量料金（電力エリアごとに設定された固定単価）
※電気料金には再エネ賦課金が加算されます。

2023年11月に誕生したばかりの新しい電力会社「リボンエナジー」。

「テクノロジーの力で家庭の電気代を抑える」というミッションを掲げて、沖縄と一部離島を除く全国に電気を届けています。

そんなリボンエナジーの料金プラン「リボングリーン」の一番の魅力は、なんと言っても毎月の基本料金と燃料費調整額が、ずっと0円なこと！

だから、電気代は「使った分だけ支払う」という、とってもシンプルで分かりやすい仕組みになっているんです。

そのため、契約アンペア容量が大きくなりがちな戸建てやファミリー世帯、オール電化住宅にお住まいの方にとって、大きなメリットとなり、とても喜ばれているんです！

電気をたくさん使うお家ほど基本料金0円の恩恵を感じやすいため、固定費をしっかり抑えたい方に選ばれています。

それでは、リボンエナジーの料金プランの詳細を一緒に見ていきましょう！

ムダなし！使った分だけ＋安い時間を選んでおトク生活

※再エネ賦課金（国が定めた全国一律の単価）が加算されます。

リボンエナジーの電気料金は上記の項目に基づいて計算されます。

余計な固定費や不透明なコストは一切なく、リボンエナジーの魅力は「使った分だけ払う」という明快な料金体系にあります。

この料金体系では、①固定従量料金と②変動従量料金を組み合わせた市場連動型を採用。

さらに、お客様の暮らしに合わせた③割引制度も用意されているため、毎月の電気代を効果的におトクに抑えることが可能です。

なお、①固定従量料金は各電力エリアごとに設定されています。

北海道電力エリア	24.20円／kWh
東北・東京・北陸中部・中国・四国電力エリア	22.00円／kWh
関西・九州電力エリア	19.80円／kWh

リボンエナジーの料金プランで、最も重要なポイントとなるのが②「変動従量料金」です。

この変動従量料金は、実は多くの電力会社が電気を調達しているJEPX（日本卸電力取引所）の市場価格と連動しています。

補足：多くの電力会社が電気の仕入れを行うのがJEPX（日本卸電力取引所）という電気のマーケット

市場価格（JEPX）は、毎日30分ごとに単価が変動するのが大きな特徴です。

具体的には、以下のような傾向が見られます。

朝や夕方：電気の需要が集中する時間帯は、価格が高くなりやすい
日中や深夜：太陽光発電の供給が増えたり、利用が減ったりする時間帯は、価格が安くなる傾向

このような市場価格の動きが、そのまま電気代に影響するのが市場連動型です。

例えば、とある1日の市場価格は、こんなふうに推移しています。

グラフ①

引用：市場価格（JEPX）｜2025年6月5日

ご覧いただいたように、この日の市場価格は・・・

最大値：12.12円／kWh
最小値：0.01円／kWh
平均値：6.18円／kWh

と、時間帯によって大きく変動しました。

リボンエナジーの変動従量料金は、まさにこのJEPX市場価格の動きに合わせて決定されるため、単価が安い時間帯に電気を使えば、その分電気代を安く抑えることができるのが大きな特徴です。

では、実際にこの日（グラフ①）の最大値（18:30の12.12円／kWh）と最小値（8:30～15:30の0.01円／kWh）で電気を使った場合、料金にどれくらいの差が出るのか比較してみましょう。

使用時間帯	電力料金	計算式
18:30（12.12円／kWh）	34.12円／kWh	22.00円／kWh（固定従量料金※）＋12.12円／kWh（変動従量料金）
08:30～15:30（0.01円／kWh）	22.01円／kWh	22.00円／kWh（固定従量料金※）＋0.01円／kWh（変動従量料金）

※固定従量料金は東京電力エリアの単価

なんと、単価の安い時間帯に利用するだけで、1kWhあたり最大12.11円も安くなることが分かります！

リボンエナジーは基本料金・燃料費調整額が0円なので、実際の電気代は「（固定従量料金＋変動従量料金）×使用量」というシンプルな計算式で決まります。

このように、使った分だけ請求されるシンプルな料金体系は、世帯人数や使用電力量にかかわらず、幅広いご家庭でお得に利用できるのが大きなメリットです。

使用量が少ない一人暮らしの方：固定費がかからないため、電気代を最低限に
使用量が多いファミリー・オール電化の方：高額になりやすい基本料金や燃料費調整額がゼロとなり、大きなコスト削減が期待

特に、契約容量が大きくなりがちなファミリー世帯やオール電化のご家庭では、通常、基本料金が上がり、使用量が多い分、燃料費調整額の影響も受けやすくなります。

しかし、リボンエナジーならこれらの電気代が高くなる主要因である「基本料金」と「燃料費調整額」がどちらも0円のため、非常に相性の良い電力会社と言えるでしょう。

7つの割引がずーっと使える！リボンエナジーならではのおトク特典

リボンエナジーの大きな特徴は、電気の使い方やライフスタイルに合わせて選べる7種類の割引を、自由に組み合わせて併用できる点にあります。

「オール電化割引」「ファミリー割引」「ペット割引」など、該当する割引は制限なくいくつでも同時に適用され、しかも一度適用されればずっと継続されるのが大きな魅力です。

マイホーム割引	持ち家の場合	0.55円
ファミリー割引	世帯人数に応じて	1人あたり0.11円（最大0.55円まで）
ペット割引	ペットと暮らす場合	0.55円
オール電化割引	オール電化住宅の場合	0.55円
太陽光割引	太陽光発電ありの場合	0.55円
蓄電池割引	家庭用蓄電池ありの場合	0.55円
EV割引	電気自動車ありの場合	0.55円

例えば、戸建て住宅にペットと住む5人家族の場合なら・・・

「マイホーム割引」
「ファミリー割引」
「ペット割引」

の3つが適用され、「1.55円／kWh」の割引に！

月に400kWhを使うご家庭であれば、年間で約8,000円前後の電気代を節約できる計算です！

このように、リボンエナジーは基本料金や燃料費調整額がずっと0円であることに加え、割引制度も充実しており、契約期間の縛りや解約金も一切ないのも嬉しいポイント。

こうしたシンプルかつ安心できる仕組みこそが、リボンエナジーが幅広い世帯から選ばれ、高い評価を得ている理由なのです。

一律で安定？楽天でんきの料金の仕組み

出典：楽天でんき

電気料金【プラン名：プランS】
基本料金	0円
電力量料金	36.85円／kWh※1
市場価格調整額	市場価格調整単価±／kWh※2
割引	なし
その他情報
オール電化対応の有無	なし
供給エリア	全国で対応（沖縄県・離島を除く）
キャンペーン	新規申し込みで楽天ポイント進呈
契約の縛り・解約金	なし
支払い方法	クレジットカード／振込用紙
公式サイト	https://energy.rakuten.co.jp/

※1 ：東京エリアの電力量料金（電力エリアごとに設定）
※2：市場価格調整単価は、月ごとの変動し、市場価格が高ければ料金にプラス、安ければマイナスされる。
※電気料金には再エネ賦課金が加算されます。

楽天グループが提供する新電力サービス「楽天でんき」。

2018年のサービス開始以来、「分かりやすい料金」と「楽天ポイントが貯まる」ことで、多くの方に選ばれている人気の新電力です。

一番の魅力は、毎月の基本料金がずっと0円なこと！

さらに、電力量料金も一般的な使用量に応じて単価が上がる従量料金制ではなく、いつでも単価が一律っていうのも、シンプルで嬉しいポイントですよね。

そして、楽天でんきならではの特典といえば、やっぱりコレ！

電気料金200円につき楽天ポイントが1ポイント貯まるんです。

貯まったポイントは、楽天市場でのお買い物など、いつもの楽天サービスで自由に使えちゃいます。

一部のエリアではガスの供給もしていて、もし電気とガスをセットで契約すれば、ポイントの還元率がさらにアップ！もっとお得にポイ活ができますよ。

ただし、オール電化住宅に対応した専用プランは現在提供されていないので、その点は注意してくださいね。

普段から楽天のサービスをよく使う「楽天経済圏」の方なら、毎日の光熱費で賢く節約しながらポイントも貯められる、とっても魅力的な選択肢と言えるでしょう。

プランはシンプル｜楽天でんき「プランS」

出典：楽天でんき公式サイト

このプランは、一般的なご家庭から小規模の事務所まで、幅広いユーザーに対応する基本的な電気料金プランです。

プランSの最大の特徴は、毎月の基本料金が0円。

さらに、使った量にかかわらず単価が一律というシンプルさが魅力です。

ただし、契約できるのは10アンペアから60アンペアをご契約の方に限定されています。ご自身の契約アンペア数を確認して検討しましょう。

お住まいのエリアごとの従量料金（電力量料金）は、以下の表でご確認ください。

エリア	従量料金
北海道電力エリア	43.00円／kWh
東北電力エリア	37.40円／kWh
東京電力エリア	36.85円／kWh
中部電力エリア	37.78円／kWh
北陸電力エリア	36.10円／kWh
関西電力エリア	33.98円／kWh
中国電力エリア	38.70円／kWh
四国電力エリア	36.20円／kWh
九州電力エリア	38.15円／kWh

出典：楽天でんき｜電気料金プラン（プランS料金表）

「プランS」の電力量料金には、毎月変動する「市場価格調整額」が加算または減算される仕組みがあります。

この市場価格調整額とは・・・

電力会社が電気を調達する際の「市場価格（JEPXなど）」が変動した際に、その変動分を電気料金に上乗せしたり差し引いたりする仕組みのことです。

つまり、市場価格が高くなれば電気料金にプラスされ、逆に市場価格が安くなればマイナスされることで、公平性を保ちながら料金に反映されます。

これにより、市場の動向によって毎月の電気代が変動する可能性がある点を理解しておくことが重要です。

参考として、東京電力エリアにおける楽天でんきの月別市場価格調整単価の推移は以下の通りです。

月別	市場価格調整単価
2025年1月分	1.01円／kWh
2025年2月分	-1.67円／kWh
2025年3月分	-0.75円／kWh
2025年4月分	-1.30円／kWh
2025年5月分	0.00円／kWh
2025年6月分	0.00円／kWh
2025年7月分	0.00円／kWh

出典：楽天でんき｜市場価格調整単価
※2025年2～4月は政府の支援（電気・ガス料金負担軽減支援事業）の割引が適用されています。

この調整額は、市場価格の変動を反映するため月ごとに変動しますが、市場価格が安い月には電気代が割り引かれる仕組みです。

実際に、上の表にある2025年2月は「-1.67円/kWh」と大きなマイナス調整でした。

これは、月に400kWh使うご家庭なら、電気代から約668円も割り引かれる計算になり、市場が落ち着いている時期には家計の助けになることも期待できます。

もちろん、逆に市場価格が高騰した際にはプラス調整される月もあるため、今後の動向には注意が必要です。

ただ、直近のデータでは0.00円で推移するなど、比較的安定している時期も見られます。

特に、契約容量が大きくなりがちなファミリー世帯や戸建ての家庭では、一般的な電力会社だと基本料金が高くなりがちです。

その点、楽天でんきは基本料金が0円であるため、こうした世帯にとって大きなメリットとなります。

まとめると、楽天でんきは「毎月の基本料金を気にせず、シンプルで分かりやすい料金体系を求める家庭」に特におすすめできる電力会社と言えるでしょう。

楽天スーパーポイントが貯まる！使える！

楽天でんきの大きな魅力の一つが、楽天スーパーポイントが貯まる点です。

普段から楽天のサービスを利用している方にとっては、日々の電気代で効率的にポイントを貯められるのは見逃せないメリットと言えるでしょう。

ポイント還元の仕組みは以下の通りです。

電気単体のご契約の場合：ご利用料金200円につき1ポイントが付与されます。
電気とガスをセットでご契約の場合：還元率がアップし、ご利用料金100円につき1ポイントが付与されます。

さらに、電気代の支払いに楽天カードを設定すれば、カード利用分の100円につきさらに1ポイントが付与されます。

これにより、ポイントの二重取りが可能となり、効率的にポイントを貯めることができます。

貯まった楽天ポイントは、楽天市場での買い物はもちろん、楽天でんきの電気料金の支払いにも充当できるため、家計の節約に直結します。

例えば、世帯別の電気使用量に応じた年間のポイント付与のシミュレーションは以下の通りです。

	通常	楽天カード払いの場合
1人世帯	281 ポイント	626 ポイント
2人世帯	470 ポイント	1,045 ポイント
3人世帯	525 ポイント	1,163 ポイント
4人世帯	561 ポイント	1,243 ポイント

出典：楽天でんき公式サイト料金シミュレーション

このように、楽天でんきは基本料金0円のシンプルな料金体系に加え、電気を使うほど楽天ポイントが貯まるという明確なメリットがあります。

特に、楽天ポイントを普段から貯めている方や、電気とガスをまとめておトクに利用したい方にとって、日々の光熱費を節約しながら賢くポイントを貯められる、非常に魅力的な選択肢となるでしょう。

リボンエナジーなら7つの割引で電気代がおトクに！

リボンエナジーでは、基本料金と燃料費調整額が0円！電気料金は使った分だけお支払い！シンプルな料金プランを提供しています。さらに、ライフスタイルに合わせた割引プログラムで月々の電気代がずーっとおトクに！「割引でいくらおトクになるの？」と気になる方は、ぜひ料金シミュレーションを試してみてください！

＼料金シミュレーションはこちら／

料金プランを比較｜世帯タイプ別にどちらがおトク？

電気代の安さを左右するのは、自分の家庭の使い方にそのプランが合っているかどうかです。

リボンエナジーは「基本料金＆調整費がゼロでシンプル・7種類の豊富な割引」

楽天でんきは「電力量料金単価が一律で安定・ポイントが貯まる」

という仕組みが特徴。

そこで、この章では

のタイプ別に、どちらがおトクになりやすいのかを整理していきます。

1人暮らしの場合

1人暮らしの電気使用量は、200kWh前後が一般的。

このくらいの使用量だと電力量単価がそのまま月々の電気代に影響します。

比較条件

基本料金：30A（契約容量）
電力使用量：200kWh
リボンエナジー：変動従量料金は5月のJEPX平均単価（8.92円／kWh）で計算
楽天でんき：東京エリアの従量料金（36.85円／kWh）で計算

会社・プラン	基本料金	電力量料金	割引	調整費	ポイント	合計（目安）
リボンエナジー（リボングリーン）	0円	22.01円×200kWh 8.92円×200kWh	適用なし	0円	ー	6,186円
楽天でんき（プランS）	0円	36.85円×200kWh	なし	0円※1	33 ポイント	7,370円

※電気料金には再エネ賦課金が加算されます。
※東京電力エリアの単価
※1：楽天でんきの市場価格調整単価は5月分を適用

＞＞＞結論：目安として「リボンエナジー（リボングリーン）」の方が安くなる可能性が高い

リボンエナジーは基本料金と燃料費調整額が0円で、従量料金が固定従量料金とJEPX市場連動の変動従量料金で構成されます。

例えばJEPXの平均単価（5月実績で8.92円／kWh）で計算した場合、単価の差が楽天でんきと比較して大きくなるため、トータルの電気代が安くなる傾向にあります。

特に、日中や深夜など市場価格が安くなる時間帯を意識して電気を使えば、さらに節約効果を高めることができるでしょう。

ただし、市場価格が高い時間帯（朝や夕方など）に電気を多く使ってしまうと、逆に割高になるリスクもあるため、ご自身の生活パターンと照らし合わせて検討が必要です。

一方、楽天でんきは電気料金200円につき1ポイントが付与されるため、一人暮らしの月間使用量（約200kWh）の場合、得られるポイントは30ポイント前後と、大きな節約にはつながりにくいのが現状です。

楽天カードで支払えばポイント還元率はアップしますが、それでも得られるポイントは月間60ポイント程度と、リボンエナジーの電気代単価の差には及ばないケースが多いでしょう。

2～3人暮らしの場合

一般的な2〜3人暮らし世帯では、電気使用量はおよそ350kWh前後が目安。

2～3人世帯の使用量になると、電力量単価の差に加えて各社独自のサービス（割引・ポイント）の影響が出てきます。

比較条件

基本料金：50A（契約容量）
電力使用量：350kWh
リボンエナジー：変動従量料金は5月のJEPX平均単価（8.92円／kWh）で計算
楽天でんき：東京エリアの従量料金（36.85円／kWh）で計算

会社・プラン	基本料金	電力量料金	割引	調整費	ポイント	合計（目安）
リボンエナジー（リボングリーン）	0円	22.01円×350kWh 8.92円×350kWh	マイホーム割引ファミリー割引	0円	ー	10,517円
楽天でんき（プランS）	0円	36.85円×350kWh	なし	0円※1	58 ポイント	12,897円

※電気料金には再エネ賦課金が加算されます。
※東京電力エリアの単価
※1：楽天でんきの市場価格調整単価は5月分を適用

＞＞＞結論：目安として「リボンエナジー（リボングリーン）」の方が安くなる可能性が高い

この使用量帯になると、電力量単価の差だけでなく、各社独自のサービス（リボンエナジーの割引や楽天でんきのポイント）の影響も考慮に入れる必要があります。

リボンエナジーは、一人暮らしの場合と同様に、基本料金と燃料費調整額が0円。

JEPXの平均単価（5月実績で8.92円／kWh）で計算した場合、電力単価の差が楽天でんきに対して優位に働きやすいため、全体の電気代が安くなる傾向が見られます。

特に、市場価格が安くなる日中や深夜に洗濯や食洗機などの家事を集中させるなど、電気の使い方を工夫すれば、さらなる節約効果を期待できます。

ただし、市場価格が高い時間帯に電気を大量に使ってしまうと、割高になるリスクがある点は、引き続き注意が必要です。

一方、楽天でんきでは、月間350kWh程度の使用量の場合、通常付与されるポイントは60ポイント前後となります。

楽天カードで支払うことでポイント還元率はさらにアップし、約120ポイント程度が得られるでしょう。

しかし、リボンエナジーの電力単価の優位性を考慮すると、このポイント還元だけでは、トータルの電気代でリボンエナジーが有利となるケースが多いと考えられます。

ファミリー世帯（4人以上）の場合

4人以上のファミリー世帯では、電気使用量は450kWh前後になるのが一般的。

ファミリー世帯の使用量になると、電力量単価の差に加えて各社独自のサービス（割引・ポイント）の影響よりが大きくなります。

比較条件

基本料金：60A（契約容量）
電力使用量：450kWh
リボンエナジー：変動従量料金は5月のJEPX平均単価（8.92円／kWh）で計算
楽天でんき：東京エリアの従量料金（36.85円／kWh）で計算

会社・プラン	基本料金	電力量料金	割引	調整費	ポイント	合計（目安）
リボンエナジー（リボングリーン）	0円	22.01円×450kWh 8.92円×450kWh	マイホーム割引ファミリー割引ペット割	0円	ー	13,176円
楽天でんき（プランS）	0円	36.85円×450kWh	なし	0円※1	75 ポイント	16,582円

※電気料金には再エネ賦課金が加算されます。
※東京電力エリアの単価
※1：楽天でんきの市場価格調整単価は5月分を適用

結論：目安として「リボンエナジー（リボングリーン）」の方が安くなる可能性が高い

この使用量帯になると、単なる電力量単価の差だけでなく、各社独自のサービス（割引やポイント）が電気代全体に与える影響がより大きくなってきます。

リボングリーンは、基本料金と燃料費調整額が常に0円であることに加え、JEPXの平均単価（5月実績で8.92円／kWh）で計算した場合、やはり電力単価で優位に立ちやすい傾向があります。

さらに、ファミリー世帯であれば「マイホーム割引」「ファミリー割引」「ペット割引」など、複数の割引が適用される可能性が高く、今回は3つの割引を適用して算出しましたが、最大7種類の割引を自由に組み合わせられるため、さらに大きな割引額が期待できます。

電気を多く使う世帯ほど、これらの割引の恩恵を強く感じられるでしょう。

日中や深夜など、市場価格が安くなる時間帯を意識して電気を使うことで、節約効果を最大限に高めることも可能です。

ただし、市場価格が高い時間帯に電気を大量に使ってしまうと、割高になるリスクがある点には引き続き注意が必要です。

一方、楽天でんきでは、月間450kWh程度の使用量の場合、通常のポイント付与では75ポイント前後となります。

楽天カードで支払うことで還元率はアップし、約150ポイント程度が得られますが、リボングリーンの基本料金・燃料費調整額0円と豊富な割引制度による節約効果には及ばないケースが多く、トータルコストで考えるとリボングリーンが有利となる傾向が強いと言えるでしょう。

料金プランを比較｜まとめ

世帯タイプ	リボンエナジー	楽天でんき	年間差額
1人暮らし	6,186円／月	7,370円／月	14,208／年
2〜3人暮らし	10,517円／月	12,897円／月	28,560／年
ファミリー（4人以上）	13,176円／月	16,582円／月	40,872／年

リボンエナジーVS楽天でんき：料金比較まとめ

1人暮らし：リボンエナジーの電気代が楽天でんきよりも約14,208円／年安い
2～3人暮らし：リボンエナジーの電気代が楽天でんきよりも約28,560円／年安い
ファミリー世帯（4人以上）：リボンエナジーの電気代が楽天でんきよりも約40,872円／年安い

さらに、リボンエナジーは日中や深夜に電気料金が安くなる傾向があり、この時間帯を意識して電気を使えば、さらなる節約が期待できます。

リボンエナジーなら7つの割引で電気代がおトクに！

リボンエナジーでは、基本料金と燃料費調整額が0円！電気料金は使った分だけお支払い！シンプルな料金プランを提供しています。さらに、ライフスタイルに合わせた割引プログラムで月々の電気代がずーっとおトクに！「割引でいくらおトクになるの？」と気になる方は、ぜひ料金シミュレーションを試してみてください！

＼料金シミュレーションはこちら／

口コミ・評判から見えるのリアルな声

料金シミュレーションや公式サイトの説明だけでは、本当の使い心地はなかなか分かりません。

そこで参考になるのが、SNSに投稿された利用者の生の声です。

ここでは、実際にリボンエナジーや楽天でんきを使っている人、あるいは検討している人がSNSに書き込んだ口コミをピックアップ。

それぞれのメリットや不安点を、リアルな視点から見ていきましょう。

リボンエナジーの口コミ

持ち家太陽光のせオール電化の犬飼い５人家族
…電力会社はリボンエナジー一択な気がするけど違う？？#リボンエナジー　 #電力会社
— ビンボーヒマなし (@nemunemunemur1n) May 26, 2025

都内に住んでいますが、電力会社を
『リボンエナジー』にかえました。
この会社は、いろいろな割引🈹があ
るのですが、『ペット割引』というの
があってペット飼っていると割引きしてくれます。それで、蛇を飼ってると申請したところ却下されました。
しかし、、、
↓続く#リボンエナジー #爬虫類
— ムラマサ@『森羅万象庵』庵主 (@MvVfwgq850SmTsd) August 2, 2025

しかし、現在は爬虫類を飼う人が増えていること、多頭飼いする方が多いこと、夏冬の冷暖房で電気代がかかることから爬虫類🐍を🈹に入れてほしいと意見を出しました。
そうしたら、爬虫類を認めます、
勉強になりましたとのことで、見事
ペット🈹に審査通りました。
『リボンエナジー』さんありがとう❣️
— ムラマサ@『森羅万象庵』庵主 (@MvVfwgq850SmTsd) August 2, 2025

うち今オクトパス！！
ネットでさらっと調べたらリボンエナジーが出てきたんだけど全然知らない会社すぎて怖くてwwwwww基本料なし、ファミリー割引、オール電化割引あるとか、、
Loopも記事にでてきたな✨やすい？👀
エコキュートの仕組みもよくわかってないわ、、、
— みこべいびー♡ 𝟧𝗒 ☾ ͗ ͗ (@mii_ss_sss__) June 10, 2025

1. 料金面でのメリットと豊富な割引制度が好評
　「持ち家やオール電化、ファミリー世帯など、電気使用量が多いご家庭にとって、料金面でのメリットを大きく感じやすい」という声が多数見られます。
　基本料金・燃料費調整額が0円であることに加え、豊富な割引制度が非常に喜ばれており、特に「ファミリー割引」「マイホーム割引」「ペット割引」といった独自の割引が人気を集めています。

2. ユニークな「ペット割引」と柔軟な対応
　中でも珍しいのが「ペット割引」です。
　公式サイトに記載されている犬・猫・うさぎ・ハムスター・フェレット・熱帯魚・インコなどの一般的なペットだけでなく、最近では自身の飼っているペットを申請し、審査が通るケースも見受けられます。
　中には、爬虫類を飼っている方の申請が認められたという声もあり、こうした柔軟な対応も、リボンエナジーが選ばれている理由の一つとなっています。

3. まだまだ新しい？知名度と不安の声も
　リボンエナジーは新しい会社のため、「名前を知らないので少し不安」といった知名度の低さを指摘する声も見られます。
　一方で、「他の電力会社と迷っている」という口コミも多く、これは料金プランや割引の魅力が不安を上回っている証拠とも言えます。

楽天でんきの口コミ

楽天でんき　か。試してみよかな。楽天経済圏だし
— himoto web制作ができるEC 担当者とアラフィフ転職の話 (@himoto_motomoto) September 9, 2024

「楽天でんき」の他に「楽天ガス」もあるのか🫢ソフトバンクから楽天モバイルに乗り換えてきました🥳
— ショパン♡楽天ROOM (@shopanROOM) November 23, 2024

色んな物が値上がりしてますね😆光熱費を見直す事も大事だから、電力会社の変更を検討中👌楽天エナジーに変えてポイントゲットしようかと思いましたが単身世帯だと料金が高くなるかも？🤔🤔🤔
— かよん (@kayon2508) August 30, 2025

1. 楽天経済圏ユーザーに最大のメリット
　「楽天市場や楽天モバイルなど、普段から楽天グループのサービスを頻繁に利用している」という、いわゆる楽天経済圏のユーザーにとって、楽天でんきは非常に魅力的であるという声が多数見られます。
　電気料金の支払いで楽天ポイントが貯まることに加え、貯まったポイントを支払いに充当できる点が、楽天ユーザーには大きなメリットとなっています。

2. 固定費の一本化でさらにお得に
　一部エリアでは、電気だけでなくガスの供給も行っているため、「でんき・ガス・楽天モバイルなどの通信費といった固定費を楽天グループに一本化することで、家計管理が楽になり、さらに効率的にポイントを貯めている」という口コミも見受けられます。
　光熱費と通信費をまとめて楽天グループで管理できる点が好評です。

3. ポイント還元は魅力的だが料金単価への不安も
　「ポイント還元は非常に魅力的で満足している」という声が多い一方で、「基本的な料金単価には、他社と比較してあまりメリットを感じない」という口コミもいくつか見られます。
　市場価格調整額の変動などもあり、ポイント還元を考慮しても、純粋な電気代の安さだけを追求する層にとっては、比較検討が必要な点として挙げられるようです。

結局どっちがいい？タイプ別おすすめまとめ

ここまでの比較をふまえて、世帯タイプ別のおすすめを整理しました。

電気料金や独自サービス（割引やポイント）を考慮してまとめております。

世帯タイプ	おすすめ
1人暮らし	リボンエナジー
2〜3人暮らし	リボンエナジー
ファミリー（4人以上）	リボンエナジー

1人暮らしにおすすめは？

＞＞＞リボンエナジーがおすすめ！

リボンエナジーと楽天でんきは、どちらも基本料金が0円という点は共通しており、電気使用量が比較的少ない一人暮らしにとっては嬉しいポイントです。

しかし、決め手となるのは、電力量料金単価と燃料費調整額の有無です。

リボンエナジーは、市場価格が安い時間帯（日中や深夜）に電気を使えば、楽天でんきの一律料金よりもトータルの電気代を安く抑えることが可能です。

楽天でんきのポイント還元も魅力的ですが、一人暮らしの電気使用量では、リボンエナジーの料金的なメリットが上回るケースが多いでしょう。

2～3人暮らしにおすすめは？

＞＞＞リボンエナジーがおすすめ！

月間の電気使用量が350kWh程度まで増えると、一人暮らしの時よりも電力量料金単価の差が電気代全体に大きく影響するため、リボンエナジーの料金的なメリットがより際立ちます。

楽天でんきのポイント還元を考慮しても、その差を埋めるのは難しく、リボンエナジーの方がトータルでお得になるケースがほとんどでしょう。

さらに、2～3人暮らしのご家庭では、リボンエナジー独自の7種類の割引のうち、「ファミリー割引」や「マイホーム割引」などが適用される可能性も出てきます。

これらの割引が適用されれば、その差はさらに広がり、よりお得に電気を利用できるのが大きな魅力です。

ファミリー世帯（4人以上）におすすめは？

＞＞＞リボンエナジーがおすすめ！

月間の電気使用量が450kWh以上と多くなるファミリー世帯では、電力量料金単価の差がそのまま大きな節約額に直結します。

そのため、楽天でんきのポイント還元を考慮しても、料金面でのメリットはリボンエナジーが大きく上回るでしょう。

そして、ファミリー世帯にとって最大の決め手となるのが、リボンエナジー独自の豊富な割引制度です。

例えば、割引が1つ適用されるだけで、年間約2,970円もおトクになります（月間450kWh使用の場合）。

さらに、割引は自由に組み合わせられるため、「マイホーム割引」と「ファミリー割引」など、複数の割引が適用されるご家庭では、節約効果はさらに大きくなります。

電気をたくさん使う家庭ほど、リボンエナジーの料金メリットと割引制度の恩恵を強く感じられるでしょう。

オール電化世帯におすすめは？

オール電化はリボンエナジーのみ対応。（※現在、楽天でんきはオール電化プランに対応していません）

リボンエナジーの料金プランは、オール電化住宅と非常に相性が良いのが大きな特徴です。

電気の市場価格に連動して料金単価が変動する「市場連動型プラン」を採用しています。

そのため、市場価格が安くなる深夜帯に、エコキュートの沸き上げ時間を設定や太陽光発電と組み合わせ、日中の高い時間帯は自家消費でまかなうなど、ご家庭で電気の使い方を少し工夫するだけで、積極的にコスト削減を図れるのが大きなメリットです。

「ちょっとした工夫で、賢くお得に電気を使いたい」と考えるオール電化世帯にとって、リボンエナジーは最適な選択肢と言えるでしょう。

リボンエナジーなら7つの割引で電気代がおトクに！

リボンエナジーでは、基本料金と燃料費調整額が0円！電気料金は使った分だけお支払い！シンプルな料金プランを提供しています。さらに、ライフスタイルに合わせた割引プログラムで月々の電気代がずーっとおトクに！「割引でいくらおトクになるの？」と気になる方は、ぜひ料金シミュレーションを試してみてください！

＼料金シミュレーションはこちら／

切り替えはかんたん？よくある疑問と注意点

「料金はおトクそうだけど、電力会社を切り替えるのって面倒じゃないの？」と思う方も多いかもしれません。

でも実際には、電力会社の切り替えはとてもシンプルで、立ち会いや工事は不要。

申し込みをすれば、新しい電力会社が必要な手続きを進めてくれるので安心です。

ここからは、利用者からよくある疑問や不安点を取り上げて、わかりやすく解説していきます。

停電や電気の質は変わらない？

「電力会社を切り替えると、電気の質が落ちたり停電が増えたりするのでは？」と不安に思う方もいます。

しかし実際には、電気を家庭に届けるのはこれまで通り地域の送配電会社（東京電力パワーグリッド、関西電力送配電など）です。

そのため、どの電力会社を選んでも

電気の品質が変わることはない
切り替えによって停電リスクが増えることはない

という仕組みになっています。

安心して切り替えられるポイントのひとつです。

今の電力会社への解約連絡は必要？

「新しい電力会社に申し込んだら、今契約している会社に解約の連絡をしなきゃいけないの？」と心配する方もいます。

結論から言うと、解約の連絡は不要です。

新しく契約した電力会社が、現在の電力会社に対して自動で解約手続きを進めてくれる仕組みになっています。

そのため、利用者がわざわざ電話や書類で手続きをする必要はありません。

ただし、解約金や違約金の有無だけは事前に確認しておくと安心です。

切り替えにかかる期間はどれくらい？

電力会社の切り替えは、申し込みからおおよそ1〜2週間程度で完了するのが一般的です。

特別な工事や立ち会いも不要で、スマートメーターが設置されていれば自動的に切り替えが進みます。

もしまだスマートメーターが設置されていない場合でも、地域の送配電会社が無料で取り付けを行ってくれるため、追加費用の心配はありません。

申し込みをしてから供給開始までの間も電気は通常どおり使えるので、日常生活に支障は一切ありません。

太陽光や売電契約はどうなる？

「太陽光発電を設置しているけど、電力会社を切り替えると売電契約はどうなるの？」と疑問に思う方も多いです。

結論として、売電契約はこれまで通り地域の大手電力会社と継続されます。

切り替えで変わるのは「買う電気」の契約先だけで、「売る電気」の契約先はそのままです。

ただし、希望すれば売電先もまとめて切り替えることが可能です。

とはいえ、電力会社によっては売電サービスに対応していないケースもあるため、事前に確認が必要です。

そのため、基本的には「買う電気だけ切り替え」「売電は現状維持」という形が一般的ですが、まとめて契約したい場合は対象会社をチェックしておくと安心です。

まとめ｜自分の暮らし方に合った電力会社を選ぼう

この記事では、リボンエナジーと楽天でんきを料金プランや口コミ、世帯タイプ別の視点から徹底比較してきました。

結論として・・・

「リボンエナジー」は、電気の使い方を工夫して積極的に節約したい方や、豊富な割引制度を活用したいファミリー・オール電化世帯におすすめです。

一方、「楽天でんき」は、分かりやすい一律料金を好み、楽天ポイントを効率的に貯めたい方に適しているでしょう。

どちらの電力会社にも独自の魅力がありますが、最も大切なのはあなたのライフスタイルに合っているかどうかです。

切り替えはWebで簡単にできますので、この記事を参考に、まずは公式サイトで料金シミュレーションをしてみてはいかがでしょうか。

賢い選択で、毎月の電気代をしっかり見直しましょう。