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エアコン30分の電気代はいくら?24時間つけっぱなしとの比較も解説

エアコン30分電気代 アイキャッチ

「エアコンを30分だけつけたら、電気代はいくら?」

という疑問をお持ちの方に結論からお伝えすると、およそ10〜20円程度です。

エアコン30分 電気代

「意外と安い」と感じた方もいれば、「24時間つけたら480〜960円だから高い」と思った方もいるでしょう。

実際の電気代は、エアコンの機種や使用状況によっても異なりますので、この記事では、「エアコン30分の電気代」をテーマに、より詳しい計算例をご紹介します。

また、多くの方が悩みやすい「30分だけ外出するとしたら、エアコンは切るべき?それとも、つけっぱなしのほうがお得?」という点についても調査しました。

エアコンの賢い使い方を知り、電気代をできるだけ安くできるように工夫していきましょう。

エアコンを30分だけつけるとかかる電気代

まずは「エアコンを30分だけつけた場合」の電気代はいくらになるのか、具体的に計算していきましょう。以下のポイントを解説します。

1. エアコン30分間の電気代:3パターンの計算結果
2. ​​エアコンの電気代の計算式
3. 注意点1:実際には常にフルパワー運転するわけではない
4. 注意点2:冷房により暖房のほうが電気代が高くなる傾向がある

エアコン30分間の電気代:3パターンの計算結果

冒頭で「エアコン30分の電気代は約10〜20円」と、およその金額をお伝えしました。その元となっている計算結果は、以下のとおりです。

【想定条件】

・対象機種:
一般的な家庭用エアコン(冷暖房対応)で、6畳用・10畳用・14畳用のモデルを想定

・電気料金:
目安単価31円/kWh(家電公取協、令和4年7月改定)として計算

・消費電力:
エアコンの消費電力の目安として、600W・900W・1200Wの3パターンを比較(*1)

消費電力

運転時間

消費電力量

30分間の電気代

600W(6畳想定)

30分

0.30kWh

9.3円

900W(10畳想定)

30分

0.45kWh

13.95円

1200W(14畳想定)

30分

0.60kWh

18.6円

*1:実際には6畳用エアコンの場合で約100W~900W程度(冷房時)と幅があり、暖房時は1500W程度に達する例もあります​。今回は、600W(小部屋用エアコンの中程度の消費)、900W(中部屋用の平均的消費)、1200W(大部屋用エアコンの高出力時)といった代表値で比較しました。

エアコンの電気代の計算式

続いて、「我が家のエアコンに合わせて、自分で計算したい」という方のために、上記の計算に使った式をご紹介しておきましょう。

エアコン 電気代 計算

エアコンを30分間運転した場合の電気代は、消費電力 (kW) × 時間 (h) × 電力料金単価 (円/kWh) で求められます。

【消費電力600Wのエアコンを30分運転した場合】

計算式の例:
0.6kW( = 600W) × 0.5h × 31円/kWh = 9.3円

まず消費電力(W)をキロワット(kW)に換算し(1000W=1kW)、それに運転時間0.5時間(30分)と電力料金単価(今回の計算例では31円/​kWh)を乗じて計算します。

電力料金単価は、実際のご家庭での契約プランの単価を使用すると、より正確な金額がわかります。

注意点1:実際には常にフルパワー運転するわけではない

計算結果を見るときに注意したいのは、「エアコンは、常にフルパワーで運転するわけではない」点です。

実際のエアコン使用時には、設定温度に達すると、エアコンが自動的に出力を絞ったり、コンプレッサー(空気を圧縮する装置)を停止したりします。

30分の稼働時間内でも、室温が設定温度に近づけば消費電力は低下するので、その分、電気代は安くなります。

一方、猛暑日や真冬日で室温維持が難しい場合や、広い部屋に小型エアコンを使用している場合は、ほぼフル稼働することもあり得ます。

注意点2:冷房により暖房のほうが電気代が高くなる傾向がある

前述の算出は「消費電力」に対するコストです。冷房・暖房で計算上の違いはありません。同じ消費電力であれば、モードに関係なく電気代は同じです。

ただし一般的に、冬の暖房運転は、夏の冷房運転よりもエアコンの消費電力が高くなる傾向があります​。その理由は、室内外の温度差は冬のほうが大きく(例:夏の外気35℃で室内28℃は差7℃、冬の外気5℃で室内20℃は差15℃)、より多くのエネルギーを必要とするためです。

冷房 暖房 室内外温度差

なお、お使いのエアコンの詳細な消費電力については、取扱説明書をご確認いただくか、メーカーへお問い合わせいただくことをおすすめします。

30分外出するときのエアコンを消すのとつけっぱなしはどちらがお得?

続いて、「30分外出するときは、エアコンは消す?消さない?」という疑問にお答えしていきましょう。以下のポイントを解説します。

1. 30分程度ならつけたままにしておくのがよい
2. 30分ごとにON/OFFすると40%も余計に電力がかかる
3. 長時間の外出や就寝時はON/OFFしたほうが24時間つけっぱなしより安い

30分程度ならつけたままにしておくのがよい

結論からいえば、「短時間(30分程度)の外出なら、エアコンを消さずにつけたままにしておく」ほうが節電になります。

実際に、多くの公的機関や専門家による省エネ情報で、「30分程度の外出であればエアコンはつけっぱなしにする」ことが推奨されています​。

詳しくは以下に続きます。

30分ごとにON/OFFすると40%も余計に電力がかかる

たとえば、NHKの情報番組『あさイチ』では、

〈連続運転と間欠運転(30分ごとのON/OFF)をした場合とで実験してみると、間欠運転をした方が、連続運転をした時より40パーセントも余計に電力がかかっていた〉

と紹介されました。

出典:J-Net21「エアコンの頻繁なオン・オフは、どうして省エネにならないの?」

東京都が公表している「家庭向け 賢い節電 7か条」という資料でも、

〈「30分程度の外出」であればエアコンはつけたままにして消さない〉

と明記されています。

室内 温度管理

出典:東京都「家庭向け 賢い節電 7か条」を加工

長時間の外出や就寝時はON/OFFしたほうが24時間つけっぱなしより安い

ただし、「どのようなシチュエーションでも24時間つけっぱなしでOK」と考えてしまうのは早計です。

エアコンメーカーのダイキンが行った実験によれば、長時間の外出や就寝時は、こまめにON/OFFしたほうが電気代は安くなると示唆されています。

ただし、この実験は、さまざまな条件(外出する時間や外気温など)によって異なります。詳しくは、以下のダイキンのサイトで実際に確認されることをおすすめします。

どのようなシチュエーションでも共通していえることとしては、

「30分程度のON/OFFなら行わずに、そのままつけっぱなしにしたほうがよい」

ということです。

エアコンの電気代を安くする7つのテクニック

一方、同じ「30分のエアコン稼働」であっても、工夫次第で電気代は安くできます。以下7つのテクニックを確認しましょう。

1. 電力会社や料金プランを切り替える
2. 省エネ性能の高いエアコンに買い替える
3. フィルターを掃除する
4. 室外機や周辺を掃除する
5. 扇風機やサーキュレーターを併用する
6. カーテンや断熱シートで「窓」に対策する
7. 設定温度を適切にする

電力会社や料金プランを切り替える

まず、契約中の電力会社や料金プランを見直すことは、初期費用をかけずに誰でも電気代を削減できる有効な方法です。エアコンにかかる電力料金単価が下がれば、それだけ電気代が安くなります。

【見直しポイント】

・新電力への切り替え:
新電力会社は従来の料金プランよりも安価なプランを提供しているケースが多くあります。利用状況に合わせた選択が大切です。

・時間帯別料金の活用:
ピーク時を避けると電気代が安くなるプランを活用すれば、割安な時間帯の電力を有効利用できます。

・契約アンペア数の見直し:
必要以上の契約容量を削減すると、基本料金を安くできます。使用状況に合わせて調整しましょう。
そもそもの基本料金が0円のプランを選ぶのもおすすめです。

とくに注目したいのが、新電力です。新電力に切り替えるだけで、電気代が安くなる場合もあります。

電力自由化

これまで、なんとなく従来のプランを継続してきた方も、我が家に合うプランをあらためて探しましょう。そのための第一歩は、電力会社のツールなどを使ってシミュレーションすることです。


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省エネ性能の高いエアコンに買い替える

古いエアコンを省エネ性能の高い新型に買い替えると、電気代を大幅に節約できる可能性があります。エアコンの省エネ技術は、年々進化しているからです。

たとえば、以下は2020年と2010年のエアコンを比較した図です。

消費電力量 比較

出典:環境省「2020年 VS 2010年 最新家電と10年前の家電どのくらいおトク?」

最新のエアコンは、省エネ性能の向上のほかにも、スマートフォンで外出先から操作できたり、自動クリーニング機能が搭載されていたりと、電気代を抑えるために役立つ機能が増えています。

目安としては、10年以上前の機種を使っている場合、順次買い替えを検討しましょう。

フィルターを掃除する

エアコンのフィルターは、2週間に1度を目安に掃除が必要です。

「わかっていても、つい後回しに……」という方が多いかと思いますが、エアコンのフィルターを1年間掃除しないと、約25%、電気代が高くなる場合もあるそうです。

出典:NHK みみより!解説「熱中症対策と節電 エアコンの上手な使い方」

エアコン フィルター

つまり、「定期的に掃除をするだけで、それだけの無駄な電気を減らせる」ということです。しっかりフィルター掃除をして、効率的にエアコンを使いましょう。

室外機や周辺を掃除する

エアコンの節電は、室内のフィルターだけでなく、「室外機」にも目を向ける必要があります。

エアコン室外機の周囲に物が置かれていたり、吹き出し口や吸い込み口が塞がれて風通しが悪い状態だと、熱交換効率が大幅に低下し電力消費量が増えてしまいます。

【室外機周りの整理整頓のポイント】

・室外機と壁の間は30cm以上開ける:
壁との間隔を十分に確保します。壁との距離がしっかり確保されているほど、エアコンは省エネ運転が可能です。
室外機の上や周囲に物を置かないように注意しましょう。

・定期的に室外機を掃除する:
家庭用エアコンの場合、室外機の掃除は年に1~2回程度が目安です。柔らかいブラシや掃除機でホコリを吸い取ります。
ただし、内部の清掃は専門業者しかできないため、外側からできる範囲のみを行います。汚れがひどい場合にはクリーニングを依頼しましょう。

なお、室外機に直射日光が当たる場合、夏場は室外機に日よけカバーを取り付けることも、一定の効果があります。専用の商品が販売されていますので、検索してみてください(参考:[エアコン室外機 日よけカバー]で検索した結果ページ)。

ただし、通気性の悪いカバーは逆に熱がこもって効率が低下するリスクがあります。不明な点はメーカーにも問い合わせながら、適切な使い方をすることが大切です。

扇風機やサーキュレーターを併用する

エアコン使用時に扇風機やサーキュレーターを併用するのも、効果的な節約テクニックです。室内に風の流れを作り出すと、エアコンの設定温度を控えめにしても、快適さを保ちやすくなります。

「扇風機やサーキュレーターの電気代が気になる」という方もいるかもしれませんが、エアコンに比較すれば、扇風機・サーキュレーターの消費電力は桁違いに小さなものです。

【扇風機やサーキュレーターの電気代目安】

消費電力

運転時間

消費電力量

1時間あたりの電気代

30W(扇風機:ACモーター)

1時間

0.03kWh

0.93円

15W(扇風機:DCモーター)

1時間

0.015kWh

0.47円

50W(サーキュレーター:ACモーター)

1時間

0.05kWh

1.55円

20W(サーキュレーター:DCモーター)

1時間

0.02kWh

0.62円

※目安単価31円/kWh(家電公取協、令和4年7月改定)として計算

扇風機やサーキュレーターは数十W程度の消費電力(最大でも50W台程度)ですので、「1時間あたり1円前後の電気代」で済みます。1部屋に1台ずつ、導入を検討してみましょう。

カーテンや断熱シートで「窓」に対策する

エアコンの電気代を節約するためには、「窓」からの日差しと熱の出入りを制御することが非常に重要です。夏場は窓から入る日光や熱気によって部屋の温度が上昇し、冬場は窓からの熱の流出によって暖房効果が低下するからです。

窓問題に対処すると、エアコンの負担を大幅に軽減できます。

【窓をカバーする対策例】

レースカーテンと厚手のカーテンを併用する
レースカーテンで日差しを和らげつつ、厚手のカーテンで断熱効果を高めましょう。
レースカーテンを開けて日光を取り入れる、厚手のカーテンで冷気の侵入を防ぐ、といった具合に柔軟に調整できます。

床まで届く長いカーテンや断熱シートを選ぶ
カーテンの丈は床までしっかりと届くものを選びましょう。隙間ができると、そこから熱の出入りが起こります。
断熱シートも窓全体を覆えるサイズがおすすめです。

賃貸住宅でもできる工夫をする
賃貸住宅でも、貼って剥がせるタイプのフィルムやシートを使えば、窓の断熱対策ができます。
比較的安価でDIYできる手段ですので、窓からの熱損失が大きいと感じる場合は試してみる価値があります。

なお、戸建て住宅などにお住まいで、リフォームの選択肢がある場合は、本格的な対策を検討してみてください。高断熱・高気密の省エネ住宅では、光熱費に大きな差が出るためです。

年間 光熱費比較

出典:住宅生産団体連合会「快適・安心なすまい なるほど省エネ住宅」

断熱リフォームについては、環境省の「断熱リフォーム (デコ活)」のページが参考になります。断熱リフォームに関する補助金情報も掲載されていますので、チェックしてみてください。

設定温度を適切にする

夏の冷房時の室温は28℃を目安に、冬の暖房時の室温は20℃を目安にしましょう。

夏の冷房時の温度設定を1℃高くすると約13%(約70W)の消費電力の削減になり、冬の暖房時の温度設定を1℃低くすると約10%の消費電力の削減になります。

出典:環境省「家庭でできる節電アクション」

冷房 暖房 推奨温度

過度な冷やし過ぎ・暖め過ぎを避け、扇風機の併用や衣服での調整などで無理のない温度設定を心がけることが、快適さを保ちつつ電気代を抑えるコツです。

まとめ

この記事では、「エアコンの30分の電気代」をテーマに解説しました。要点をまとめておきましょう。

エアコンを30分だけつけるとかかる電気代の概算は、以下のとおりです。

・600W(6畳想定)の場合、9.3円
・900W(10畳想定)の場合、13.95円
・1200W(14畳想定)の場合、18.6円
・実際には常にフルパワー運転するわけではない点に注意
・冬場の暖房運転は夏場の冷房運転より電気代が高くなる傾向あり

30分外出するときのエアコンを消すのとつけっぱなしはどちらがお得か、以下のポイントを解説しました。

・30分程度ならつけたままにしておくのがよい
・30分ごとにON/OFFすると40%も余計に電力がかかるケースもある
・長時間の外出や就寝時はON/OFFしたほうが24時間つけっぱなしより安い

エアコンの電気代を安くする7つのテクニックは、以下のとおりです。

1. 電力会社や料金プランを切り替える
2. 省エネ性能の高いエアコンに買い替える
3. フィルターを掃除する
4. 室外機や周辺を掃除する
5. 扇風機やサーキュレーターを併用する
6. カーテンや断熱シートで「窓」に対策する
7. 設定温度を適切にする

エアコンを30分使用した場合の電気代は、機種や使用状況によって異なりますが、おおよそ10〜20円程度になります。電力会社や料金プランの見直しなど、さまざまな工夫を取り入れていきましょう。

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執筆者
raiLamp
Ribbon Blog 編集部
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