オール電化の基本料金は高い訳ではない!3社比較で費用目安を解説

「オール電化の基本料金って高いのかな?」
「ガス料金がない分、通常プランよりも上乗せされて高いのでは?」
と考えている方は多いのかもしれません。
しかしながら、結論からいうと、オール電化向けの電気料金プランの基本料金は必ずしも高い訳ではありません。

※2025年2月時点の料金です。
むしろオール電化にすることでガスの基本料金(千円〜2千円程度)が不要になるため、基本料金だけ見ればガス併用住宅よりも安くなります。
この記事では、オール電化の基本料金について詳しく解説します。
この記事で分かること
(1)深夜電力が安いタイプのオール電化プラン:基本料金は、300円〜3,000円程度
(2)太陽光発電を導入している家庭向けタイプ:基本料金は、2,400円〜5,000円程度
東京電力の「スマートライフ」プラン、HTBエナジーの「ぜんぶでんき」プラン、東京電力の「くらし上手」プラン、ヘーベル電気の「おひさまエコキュートプラン」の基本料金の決まり方についても詳しく解説します。
オール電化の基本料金について知りたい方は、ぜひ最後までお読みいただき、参考にしてみてください。
※本記事の内容は、執筆時点である2025年2月時点の情報に基づいて記載しています。紹介している電気料金プランは内容や価格が変更になる可能性があるのでご注意ください。 |
- 1. オール電化プランの基本料金は高い訳ではない
- ・アンペア数が同じなら一般的なプランと基本料金は変わらない
- ・ガス代の基本料金がかからない分、ガス併用よりも安くなる
- ・ただし基本料金が高いプランももちろんある
- 2. 現在主流のオール電化プランは2つのタイプがある
- 3. 深夜電力が安いオール電化プランの基本料金:300円〜3,000円程度
- ・東京電力「スマートライフ」プランの基本料金
- ・HTBエナジー「ぜんぶでんき」プランの基本料金
- 4. 太陽光発電を活用する家庭向けプランの基本料金:2,400円〜5,000円程度
- ・東京電力「くらし上手」プランの基本料金:2,700円〜4,300円程度
- ・ヘーベル電気「おひさまエコキュートプラン」の基本料金:2,400円〜3,800円程度
- 5. オール電化の基本料金が高いと感じる方は新電力会社も検討してみよう
- 6. オール電化の電気代が安くなるかシミュレーションしてみよう
- 7. まとめ
オール電化プランの基本料金は高い訳ではない

「オール電化の基本料金は高い」と感じている方がいるとしたら、「必ずしも高いわけではない」ということをお伝えしていきます。
アンペア数が同じなら一般的なプランと基本料金は変わらない
まず結論からいうと、オール電化向けの電気料金プランの基本料金が「通常プランよりも特別高いか?」というと、別段高いわけではないという結論になります。
以下は、東京電力の「オール電化向けのプラン」と「一般的な電気料金プラン」を比較した表です。基本料金だけ比較した場合、契約アンペア数が同じならば全く同じ料金となっていることがわかります。
【オール電化プランと一般的なプランの基本料金比較】
契約 | オール電化向けの電気料金プラン (東京電力「スマートライフS」) | 一般的な電気料金プラン (東京電力「従量電灯B・C」) |
|---|---|---|
10A | 311円75銭 | 311円75銭 |
15A | 467円63銭 | 467円63銭 |
20A | 623円50銭 | 623円50銭 |
30A | 935円25銭 | 935円25銭 |
40A | 1,247円00銭 | 1,247円00銭 |
50A | 1,558円75銭 | 1,558円75銭 |
60A | 1,870円50銭 | 1,870円50銭 |
契約 | オール電化向けの電気料金プラン (東京電力「スマートライフL」) | 一般的な電気料金プラン (東京電力「従量電灯B・C」) |
|---|---|---|
1kVAにつき | 311円75銭 | 311円75銭 |
※2025年2月時点の料金です。
つまり、オール電化プランを選んだら必ず基本料金も高くなるという訳では無いことが分かるはずです。
ガス代の基本料金がかからない分、ガス併用よりも安くなる
先ほどで示した通り、オール電化向けプランと一般的なプランの基本料金は、条件を合わせたときには同じになります。
次に、「オール電化の基本料金」と「ガス併用にした時の基本料金」で比較すると、オール電化の基本料金のほうが安くなるといえます。オール電化にするとガス代がかからなくなるため、ガスの基本料金が不要になるからです。
ガスの基本料金は、都市ガスの場合は一般的に1,000円程度、プロパンガスでは1,800円〜1,900円程度といわれています。
つまり、同じ60Aの家庭があった場合に、オール電化の場合は基本料金の1,870円50銭のみがかかりますが、オール電化ではない家庭はこの1,870円50銭+ガス代の基本料金(1,000円〜1,900円程度)がかかることになります。
オール電化にするとガスの基本料金がかからなくなるため、ガス併用(電気+ガス)の家庭と比べてトータルの基本料金は安くなるといえます。
ただし基本料金が高いプランももちろんある
しかしながら、もっと細かく見ていくと、「オール電化プランの中には基本料金が高いプランもある」ので注意しましょう。
例えば、太陽光発電システムを導入しているオール電化家庭向けのプランだと、ベースの基本料金が3,000円程度と少し高めに設定されています。
また、契約アンペア数ではなく電力使用量に応じて基本料金が変わるプランの場合には、たくさん電力を使った月の翌月などに基本料金が高くなることがあります。
さらにいうと、オール電化住宅ではガス併用家庭よりも契約アンペア数が大きくなることが多いため、必然的に基本料金が高くなる傾向があるといえます。
このように、基本料金が高くなるオール電化プランもあるので、契約前にしっかり確認しておくことをおすすめします。
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現在主流のオール電化プランは2つのタイプがある

ここからは、実際にオール電化プランにはどのようなタイプがあるかを解説していきます。
現在主流のオール電化プランは、「(1)深夜電力が安いタイプ」と「(2)太陽光発電を導入している家庭向けタイプ」の2つです。
※なお、さまざまな情勢により深夜電力が安くはなくなっている影響で、前者「深夜電力が安いタイプ」のオール電化プランは軒並み値上げしたり新規受付を中止したりしているので注意してください。 例えば、関西電力の「はぴeタイム」や九州電力の「深夜電力A・B」プランなどは、新規受付を終了しています。 |
「(1)深夜電力が安いタイプ」は、エコキュートや蓄熱式の暖房機・床暖房など、深夜にまとめてお湯や熱を貯めておくタイプの機器を使っているオール電化家庭に向いています。
「(2)太陽光発電を導入している家庭向けタイプ」は、太陽光発電システムで電力をまかないながら生活しているオール電化家庭に向いているプランです。
この2つのタイプごとに、3章・4章で実際にどのようなプランがあるか、基本料金はいくらになるのかを詳しく解説していきます。
深夜電力が安いオール電化プランの基本料金:300円〜3,000円程度

オール電化向けの電気料金プランのうち、夜間蓄熱式機器を活用するために深夜電力が安くなっているプランの場合、基本料金は「10Aあたり312円程度」または「1kWあたり458円程度」といった料金が一般的です。
※夜間蓄熱式機器とは、エコキュートや蓄熱式の暖房機・床暖房など、深夜にまとめてお湯や熱を貯めておくタイプの機器をいいます。
契約しているアンペア数や使う電力使用量によって基本料金が変わるのですが、概ね300円〜3,000円程度に収まる家庭が多いと考えられます。
東京電力「スマートライフ」プランの基本料金
東京電力「スマートライフ」プランは、午前1時〜午前6時の深夜電力の単価が日中よりも抑えられているプランです。「スマートライフ」プランには3段階のプランがあり、それぞれに基本料金が異なります。
【東京電力「スマートライフ」プランの基本料金】
プラン名 | 基本料金 |
|---|---|
スマートライフS アンペアブレーカまたは電流を制限する計量器による契約(10A〜60A) | 10Aにつき311.75 円 (15Aの場合=467.63円) |
スマートライフL 主開閉器(漏電遮断器など)の容量に応じた6kVA以上の場合の契約 | 1kVAにつき311.75円 |
スマートライフプラン | ※現在新規ご加入の受付を停止中 |
※2025年2月時点の料金です。
例えば、スマートライフSプランでアンペア数が40Aの場合には、311.75円×4=1,247円が基本料金となります。
また、スマートライフLプランで10kVAの家庭の場合には、311.75円×10=約3,118円が基本料金となります。
HTBエナジー「ぜんぶでんき」プランの基本料金
HTBエナジー「ぜんぶでんき」プランは、午前1時〜午前6時の深夜電力の単価が日中よりも抑えられているプランです。
「ぜんぶでんき」プランの基本料金は実量制となっており、アンペア数の契約で決まるのではなく、過去1年間のピーク電力のkW数で決まります。
【HTBエナジー「ぜんぶでんき」プランの基本料金】
単位 | 料金単価 |
|---|---|
1kW | 458.33円 |
※東京電力エリアの場合の料金となります。
※2025年2月時点の料金です。
実量制なので少し基本料金が分かりにくいですが、例えばブレーカー契約が40Aの家庭の場合、実量制は3kWと判定される家庭が多いようです。この場合の基本料金は、458.33円×3=約1,375円となります。
また、ブレーカ契約が10kVAの家庭の場合、実量制は7kWと判定される家庭が多いようです。この場合の基本料金は、458.33円×7=約3,208円となります。
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太陽光発電を活用する家庭向けプランの基本料金:2,400円〜5,000円程度

次に紹介するのは、太陽光発電システムを導入している家庭向けの電気料金プランの基本料金です。
このタイプの基本料金は、以下のような料金が一般的です。
- 60A(6kVA)以下の場合だと2,000円台
- 10kVA以下だと3,000円〜4,000円程度
- 10kVAを超える場合には4,000円+超過分に応じてかかる
契約しているアンペア数や電力使用量によって基本料金が変わりますが、概ね2,400円〜5,000程度に収まる家庭が多いと考えられます。
以下に、代表的なプランをいくつか紹介していきます。
東京電力「くらし上手」プランの基本料金:2,700円〜4,300円程度
東京電力「くらし上手」プランは、太陽光発電システムと「おひさまエコキュート」の両方を使用している方を対象にしたプランです。毎日の電力を太陽光発電でまかないながら、足りない時も安心して電気を使える料金プランとなっています。
「くらし上手」には3つのプラン(S/L/X)があり、設備の状況に応じてどのプランが適用されるかが決まります。
【東京電力「くらし上手S」プランの基本料金】
契約電流 | 基本料金 |
|---|---|
契約電流が60A以下の場合 | 2,654.50円/月 |
【東京電力「くらし上手L」プランの基本料金】
契約容量 | 基本料金 |
|---|---|
契約容量が6kVAの場合 | 2,654.50円/月 |
契約容量が7〜10kVAの場合 | 4,257.50円/月 |
契約容量が10kVAを超える場合 | 4,257.50円/月+超過1kVAにつき425.75円 |
【東京電力「くらし上手X」プランの基本料金】
契約電力 | 基本料金 |
|---|---|
契約電力が4kW以下の場合 | 2,654.50円/月 |
契約電力が5〜8kWの場合 | 5,128.24円/月 |
契約電力が8kWを超える場合 | 5,128.24円/月+超過1kWにつき641.03円 |
※2025年2月時点の料金です。
例えば、契約電流が40Aなど60A以下の家庭の基本料金は月2,654,5円です。
また、契約容量が10kVAの家庭は月4,257.5円となり、これを超える場合には超過分がプラスされます。
「くらし上手X」は、アンペア数ではなくて電気の使用実績に基づいて契約の大きさが毎月決まるプランです。この場合、電力使用量を抑えることができれば2,654.50円、超えてしまうと5,128.24円のように、基本料金が毎月変動することとなります。
ヘーベル電気「おひさまエコキュートプラン」の基本料金:2,400円〜3,800円程度
ヘーベル電気「おひさまエコキュートプラン」は、太陽光発電で作った昼間の電力でエコキュートを稼働させお湯を沸かす家庭に向いている電気料金プランです。
【ヘーベル電気「おひさまエコキュートプラン」の基本料金】
単位 | 基本料金 |
|---|---|
60A以下または6kVA | 2,391.89円 |
6kVA以上で最初の10kVAまで | 3,830.49円 |
10kVAを超える場合、1kVAごと | 383.05円 |
※東京電力エリアの場合の料金となります。
※2025年2月時点の料金です。
例えば、6kVAで契約している家庭の基本料金は2,391.89円です。
また、10kVAで契約している家庭の基本料金は3,830.49円となります。
オール電化の基本料金が高いと感じる方は新電力会社も検討してみよう

ここまで解説した通り、オール電化向けの電気料プランをまとめると、基本料金は3,000円〜5,000円程度が一般的といえます。
一般的な従量電灯プランとアンペア数を合わせれば費用は変わりませんが、もともとアンペア数が高いこともあり「ベースで3,000円〜5,000円かかるのは高いなあ」と感じてしまう方もいるかもしれません。
もし「基本料金が高い」と感じているならば、「基本料金0円」の料金体系を設定している新電力会社のプランも検討してみることをおすすめします。
例えば、リボンエナジーの場合、基本料金と燃料費調整額が0円です。

契約しているアンペア数が60Aで毎月1,870円50銭の基本料金を払っている家庭の場合、年間22,446円の基本料金部分がなくなる計算です。
もちろん、基本料金とは別の部分(電力量料金や各種割引など)の条件が異なってくるため一概には言えませんが、こうした新電力会社をうまく活用することで電気代を安くできる可能性があります。
「基本料金が高すぎるな」と感じている方は、新電力会社のプランも視野に入れて、電力会社の切り替えを検討してみることをおすすめします。
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オール電化の電気代が安くなるかシミュレーションしてみよう

ここまでは、オール電化プランの基本料金が高いのかどうかを詳しく解説してきました。
できるだけ電気代を抑えたい方に、新たな選択肢として知っていただきたいのが、リボンエナジーの「30分ごとに電気料金の単価が変動するプラン」です。
リボンエナジーのプランの特徴は、電気を賢く使うことで節約できる点です。電気を使うタイミングを、電気代が高い時間帯から安い時間帯にずらすことで、電気代を抑えることが可能になります。

マイページを見ると安い時間帯を確認できるので、それを見て「安い時間帯に洗濯や掃除をまとめて済ませよう」という使い方ができます。
実際どのくらい電気代が安くなるか気になる方は、ぜひ料金シミュレーションを試してみてください。
オール電化世帯向けに詳しく解説しています!
こちらもご覧ください。
リボンエナジーのオール電化プラン|料金や注意点を運営チームが解説
まとめ
この記事では、「オール電化プランの基本料金」について解説してきました。最後に、要点を簡単にまとめておきます。
◆オール電化プランの基本料金は高い訳ではない
- アンペア数が同じなら一般的なプランと基本料金は変わらない
- ガス代の基本料金がかからない分、ガス併用よりも安くなる
- ただし基本料金が高いプランももちろんある
◆2つのオール電化プランの基本料金目安
- (1)深夜電力が安いタイプ:300円〜3,000円程度
- (2)太陽光発電を導入している家庭向けタイプ:2,400円〜5,000円程度
オール電化の基本料金が高いと感じる方は、新電力会社も検討してみることをおすすめします。簡単にシミュレーションができるので、まずはどのくらい安くできる可能性があるのか確かめてみてください。
簡単な項目を選ぶだけで、契約中の電力会社の電気代と気になる他社の料金を比較できます。
あなたにぴったりの電力会社を見つけて、毎月の電気代を安くしましょう。
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