電気代が安くなる時間はいつ?時間帯で賢く節電するテクニック

「電気代が安くなる時間はいつ?」
という疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、現在契約中の電力会社やプランによって異なります。

具体例を挙げると、東京電力の「夜トク8」プランを契約している場合、電気代が安くなる時間は夜23時〜翌朝7時です。
一方、リボンエナジーの「市場連動型プラン」を契約している場合、安い時間帯は毎日異なります。地域や季節によっても異なりますが、夜間以外にお昼時も電気代が安くなりやすい時間帯です。
この記事では、「そもそも電気代が時間で違うってどういうこと?」という質問から、上記のような実際に安い時間まで、電気代と時間帯に関する疑問をスッキリ解決します。
電気代の高騰が続く昨今、電気代を節約したい方は多いでしょう。ぜひこの記事をお読みいただき、安い時間に電気を使い、賢く節約する方法を参考にしてみてください。
- 1. 電気代が時間で安くなるってどういうこと?基本知識と実際の料金例
- 1-1. 「時間帯別料金プラン」の仕組みと電気代の例
- 1-2. 「市場連動型プラン」の仕組みと電気代の例
- 1-3. 時間帯別料金プランと市場連動型プランの比較表
- 2. 市場連動プランの電気代が安くなりやすい条件
- 2-1. 季節要因:春と秋
- 2-2. 曜日:土日と祝日
- 2-3. 時間帯:深夜から早朝と日中
- 2-4. 天候:晴天
- 2-5. その他:大型連休など
- 2-6. 補足:JEPXのサイトでは市場価格のデータを確認できる
- 3. 電気代が安くなる時間帯を活用した節約テクニック
- 3-1. タイマー機能をフル活用する
- 3-2. 充電は電気代が安い時間帯にする
- 3-3. 料理の下ごしらえや作り置きをまとめて行う
- 3-4. 蓄電池を活用する
- 3-5. エコキュートを安い時間に沸かす
- 3-6. 電気代をこまめに確認する(市場連動プランの場合)
- 4. 電気代が安い時間にお得に使うなら新電力を検討しよう
- 4-1. 市場連動プラン + 割引プランで電気料金を下げる
- 4-2. まずはシミュレーションすることが大切
- 5. まとめ
電気代が時間で安くなるってどういうこと?基本知識と実際の料金例

電気代が時間帯によって変動するのは、電力会社が提供する料金プランによるものです。電気代が時間で安くなる料金プランには、「時間帯別料金プラン」と「市場連動型プラン」の2種類があります。
まずはそれぞれの仕組みと電気代を確認しましょう。
2. 「市場連動型プラン」の仕組みと電気代の例
3. 時間帯別料金プランと市場連動型プランの比較表
「時間帯別料金プラン」の仕組みと電気代の例
時間帯別料金プランとは、1日を「昼間」「夜間」「ピーク時」などの時間帯に分け、それぞれの時間帯で異なる電気料金が適用されるプランのことです。
一般的に、電力需要が少ない深夜から早朝にかけての時間帯の電気代が安く設定されています。
具体例として、冒頭で東京電力の「夜トク8」プランをご紹介しましたが、ほかに「夜トク12」プランもあります。それぞれの具体的な料金は、以下のとおりです(東京電力エリア)。
【夜トク8:電力量料金(1kWh)】※基本料金 (1kW)255.69円
午前7時〜午後11時 | 42.60円 |
|---|---|
午後11時〜翌午前7時 | 31.64円 |
【夜トク12:電力量料金(1kWh)】※基本料金 (1kW)255.69円
午前9時〜午後9時 | 44.16円 |
|---|---|
午後9時〜翌午前9時 | 33.33円 |
出典:東京電力エナジーパートナー株式会社「夜トクプラン(夜間・深夜の電気使用量が多い方向け)」
※2025年2月現在の料金です。
夜トク8の場合は午後11時〜翌午前7時が他時間帯と比較して約25%OFF、夜トク12の場合は午後9時〜翌午前9時が他時間帯と比較して約24.5%OFFとなっています。

なお、上記は東京電力エナジーパートナーの「夜トクプラン」での料金です。ほかに、たとえば関西電力であれば、「はぴeタイムR」や「eスマート10」といった時間帯別料金プランがあります。
実際の料金は電力会社や地域によって異なりますので、ご自身の地域や契約中の電力会社で調べてみてください。
「市場連動型プラン」の仕組みと電気代の例
もうひとつ、時間によって電気代が変わるのが「市場連動型プラン」です。
市場連動型プランとは、日本卸電力取引所(JEPX)の取引価格に応じてリアルタイムで電気料金が変動するプランです。JEPXは、発電事業者と小売電気事業者などが電力を売買する市場で、日本で唯一の卸電力取引所となります。
市場連動型プランの電気代は、「市場価格」となるため、需要と供給のバランスによって決まります。つまり、電力需要が少ないときは電気代が安くなり、電力需要が多いときは電気代が高くなるのが基本です。
たとえば、以下は2024年4月14日の電気代の推移です。

この日は8時〜15時頃の電力需要に対して供給が多く、電気代が安かったことがわかります。
注意点としては、市場価格はその日によって異なります。電力需要は、天候や曜日、季節などさまざまな要因によって変動するためです。
時間帯別料金プランと市場連動型プランの比較表
「時間帯別料金プランと、市場連動プランは、どっちのほうが電気代が安い?」という点が気になる方もいるでしょう。結論からいえば、2つのプランには一長一短があり、どちらが安くなるかは、ご家庭によってまちまちです。
あらためて、時間帯別料金プランと市場連動型プラン、それぞれの特徴をまとめておきましょう。

・料金の決め方:
時間帯別料金プランは電力会社が時間帯ごとに料金を設定します。
市場連動型プランは卸売市場価格に連動して料金が決まります。
・料金の安定性:
時間帯別料金プランは同じ時間帯なら料金が一定です。
市場連動型プランは電力需要によって料金変動があります。
・向いている家庭:
時間帯別料金プランは夜の電気使用が多い家庭に向いています。
市場連動型プランは電力需要の変動に合わせて電気を使える家庭に向いています。
実際にどちらのほうが安いか確認するためには、各電力会社のWebサイトでシミュレーションを行うのが確実です。
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市場連動プランの電気代が安くなりやすい条件

続いて、「市場連動プランの電気代は、どういうときに安くなるの?」という疑問にお答えしていきます。
一概に断定はできないのですが、以下のケースで電気代が安くなる傾向があります。
2. 曜日:土日と祝日
3. 時間帯:深夜から早朝と日中
4. 天候:晴天
5. その他:大型連休など
それぞれ見ていきましょう。
季節要因:春と秋
まず「春と秋」は、市場価格が安くなる傾向にあります。夏や冬に比べて冷暖房の使用量が減るためです。気候が穏やかな日は、市場価格が下がりやすくなります。
具体的には、春の4月から6月上旬・秋の10月から11月は過ごしやすい気候で、冷暖房需要が年間で最も少なくなります。
ただし、春・秋の気温の変動が大きい日は電力需要が急増する可能性もあるため、天候の影響を受けやすい点に留意が必要です。
曜日:土日と祝日
土日と祝日は、平日と比べて電力需要が減少します。これは、多くの企業が休業し、オフィスや工場の稼働率が低下するためです。
電力市場においては、土日や祝日は価格が比較的安定し、平日よりも低い水準で推移することが一般的です。
時間帯:深夜から早朝と日中
「深夜から早朝」にかけては、多くの人が就寝しているため、電力需要が低下します。
加えて、「日中(8時~15時頃)」も、太陽光発電の出力が増え、市場価格が下がりやすい時間帯です。
ただし、いつでも日中が安いわけではない点には注意が必要です。夏季(とくに猛暑日)などは、逆に需要が高まる場合もあります。
天候:晴天
先ほども触れましたが、「晴天時」は市場価格が下落する傾向にあります。太陽光発電の発電量が増加し、電力供給量が増えるためです。
春から夏にかけての日照時間が長い時期は、この価格下落の影響が顕著になります。
一方、曇天や雨天時は太陽光による発電量が減少するため、市場価格は上昇傾向となります。
また、太陽光発電だけでなく風力発電も、天候によって発電量が左右されます。たとえば、風力発電に適した風速のときには供給量が増加して、市場価格の低下要因となります。
その他:大型連休など
大型連休(ゴールデンウィーク、お盆休み、年末年始など)は、市場価格が低下しやすい時期です。
これは、多くの企業が休業してオフィスや工場の稼働率が低下し、日本全体の電力需要が大幅に減少するためです。
連休が長く続くほど、電力需要の減少幅が大きくなり、市場価格が低下しやすくなる傾向があります。
補足:JEPXのサイトでは市場価格のデータを確認できる
「具体的に、電気代がいつ・いくらだったのかを知りたい」という場合には、前出のJEPXのサイトにアクセスすると、日付や地域を選択して市場価格を確認できます。
「スポット市場 (JEPX)」のページより、確認してみてください。過去の日付を選択してグラフをクリックすると、当日の電気料金の変動グラフが表示されます。

※注:上記でご紹介した傾向はあくまでも目安です。実際には、さまざまな要因で市場価格は変動します。
電気代が安くなる時間帯を活用した節約テクニック

電気代が安い時間帯を知ったら、その時間を有効活用して節電しましょう。家電の使い方を工夫したり、電気を使う時間をずらしたりするだけで、電気代を大きく節約できます。
ここでは、安い時間を活用した節電テクニックを6つご紹介します。
2. 充電は電気代が安い時間帯にする
3. 料理の下ごしらえや作り置きをまとめて行う
4. 蓄電池を活用する
5. エコキュートを安い時間に沸かす
6. 電気代をこまめに確認する(市場連動プランの場合)
タイマー機能をフル活用する
洗濯機や食器洗い乾燥機、炊飯器など、タイマー機能付きの家電製品を活用しましょう。電気代が安い時間帯に運転開始するようにタイマーをセットしておくと、賢く節約できます。
たとえば、洗濯乾燥機のタイマーを設定し、電気代が安い時間に洗濯から乾燥まで完了させると、電気代を抑えられます。食器洗い乾燥機も、電電気代が安くなる時間に運転を開始するようにタイマーをセットしましょう。
ただし、集合住宅の場合には、早朝や深夜の音や振動が周囲の迷惑となる可能性があります。管理規約を確認したうえで、近隣の方への配慮を忘れないようにしましょう。
静音性に優れた「ナイトコース」搭載の洗濯機の利用や、防音マットや防振ゴムなどの対策グッズを使用することも効果的です。
充電は電気代が安い時間帯にする
充電は、電気代が安い時間帯に行うようにしましょう。
たとえば、スマートフォンやノートパソコンは、電気代が安い時間にまとめて充電するのがおすすめです。
電気自動車の充電も、安い時間帯の電力を利用すれば、大幅な電気代の節約が可能です。充電スケジュールを設定できる機能を活用すれば、自動的に安い時間帯に充電を開始できます。
料理の下ごしらえや作り置きをまとめて行う
電気代が安い時間帯に、料理の下ごしらえや作り置きをまとめて行うのも賢いテクニックです。
電気圧力鍋やオーブンを使って、まとめて調理すると、電気代の節約につながります。
たとえば、野菜の下ゆでを電気代が安い時間帯を狙って数日分まとめて行ったり、週末などの時間があるときに作り置きのおかずを調理したりするのがおすすめです。
衛生管理に注意しながら上手に冷蔵・冷凍保存しておくと、平日の時間の余裕にもつながります。
蓄電池を活用する
蓄電池を保有しているご家庭では、「電気代が安い時間に蓄電し、電気代が高い時間に使用する」というテクニックを活用できます。
蓄電池の導入には初期費用がかかりますが、近年は室内設置型のコンパクトな製品も登場し、選択肢が広がっています。

災害などで停電が発生した際には非常用電源としても活用でき、災害対策の面でも価値があります。
エコキュートを安い時間に沸かす
エコキュート(*1)を導入されているご家庭では、電気代が安い時間帯に、エコキュートでお湯を沸かしておくと、電気代の節約につながります。
*1:エコキュートとは、ヒートポンプ技術を利用した高効率の電気給湯器です。大気中の熱を集めてお湯を沸かすため、少ない電力で効率的にお湯を作れます。
エコキュートの運転モードには、おまかせモードや節約モードなどがあります(名称は機種によって異なります)。それぞれのご家庭のお湯の使用量にあわせて賢く活用し、電気代が安くなるように調整しましょう。
電気代をこまめに確認する(市場連動プランの場合)
市場連動プランを利用している場合は、電気代の推移をこまめにチェックすることが大切です。電力会社のマイページなどをチェックして、電気代を確認しましょう。
たとえば、リボンエナジーの場合、以下のようにマイページで30分ごとの安い時間帯がわかります。

電気代を毎日こまめにチェックしていると、次第に自分でも日々の動向を予測できるようになってきます。
「今日はお昼過ぎに電気代が安くなるから、まとめて家事をやってしまおう」
「ピーク時間帯は電気代が高いから、その時間に外出の用事を済ませよう」
といった具合に、電気代を考慮しながら行動を調整すると、賢く節電できます。
電気代が安い時間にお得に使うなら新電力を検討しよう

「電気代が安い時間にお得に使いたい」という方は、新電力を含めて電力会社を検討することをおすすめします。
近年は電力自由化により、大手電力会社以外の新電力会社からも電気を購入できるようになりました。

今までにないお得な料金プランも登場しているので、しっかりチェックしましょう。
市場連動プラン + 割引プランで電気料金を下げる
大手電力会社のプランよりも、新電力会社の割引プランを組み合わせたほうが、トータルの電気料金を安く抑えられる場合があります。
市場連動型プランに加えて、さまざまな割引を適用できる新電力会社もありますので、よく検討しましょう。
たとえば以下は、リボンエナジーが提供する7つの割引メニューです。
【7つの割引メニュー】
割引メニュー名 | 割引対象 | 割引額 |
|---|---|---|
マイホーム割引 | 持ち家の場合 | -0.55円/kWh |
ファミリー割引 | 世帯人数に応じて割引(-0.11円/kWh/人、最大5人まで) | 最大-0.55円/kWh |
ペット割引 | ペットと暮らす場合 | -0.55円/kWh |
オール電化割引 | オール電化住宅の場合 | -0.55円/kWh |
太陽光割引 | 太陽光発電ありの場合 | -0.55円/kWh |
蓄電池割引 | 家庭用蓄電池ありの場合 | -0.55円/kWh |
EV割引 | 電気自動車ありの場合 | -0.55円/kWh |
※それぞれの割引には適用条件があります。
仮にすべての条件に当てはまる場合、最大-3.85円/kWhの割引となります。市場連動型の価格と組み合わせれば、時間帯によって電気代がかなりお得に使えます。
まずはシミュレーションすることが大切
先にもお伝えしましたが、どの電力会社・どの料金プランが最もお得になるかは、ご家庭の状況によって異なります。
お住まいの地域や世帯人数などの情報を入力するだけでシミュレーションができるので、まずは試算することが大切です。

現在の電力会社の料金と比較し、本当にお得になるかを確認してから、切り替えを決めましょう。
「市場連動プラン」を採用しているリボンエナジーの料金シミュレーションをさっそく試してみてください。
まとめ
この記事では、「電気代が安くなる時間」をテーマに解説しました。要点をまとめておきましょう。
最初に基礎知識として以下を解説しました。
・市場連動型プランは、卸電力取引所の価格に連動して電気料金が変動する
・実際にどちらのプランが安くなるかは、ご家庭の電気の使い方によって異なる
市場連動プランの電気代が安くなりやすい条件は、以下のとおりです。
・土日と祝日はオフィスや工場の稼働率が下がり電力需要が減少する
・深夜から早朝は電力需要が少なく、日中は電力供給が多く市場価格が下がる傾向
・晴天時は太陽光発電の出力が増えて市場価格が低下しやすい
・大型連休時は企業の休業により電力需要が低下する
電気代が安くなる時間帯を活用した節約テクニックをご紹介しました。
・スマホや電気自動車の充電は電気代の安い時間を狙う
・料理の下ごしらえや作り置きを電気代の安い時間にまとめて行う
・蓄電池を活用し安い時間に充電して高い時間に使用する
・エコキュートを安い時間にお湯を沸かすモードに設定する
・市場連動プランなら、こまめに電気代をチェックして安い時間を把握する
電気代が時間帯で変わる仕組みを理解し、ご家庭の生活リズムに合わせて電気を使い分けることが節約のテクニックです。新電力会社への切り替えも視野に入れつつ、賢く電気を使いましょう。
・関東でおすすめの電力会社30選
・関西でおすすめの電力会社30選
・北海道でおすすめ電力会社30選
・東北でおすすめ電力会社30選
・中部でおすすめ電力会社30選
・北陸でおすすめ電力会社30選
・中国地方でおすすめの電力会社30選
・四国でおすすめの電力会社30選
・九州でおすすめの電力会社30選
・オール電化向け|関東でおすすめの電力会社15選
・オール電化向け|関西でおすすめの電力会社15選
・オール電化向け|北海道でおすすめの電力会社10選
・オール電化向け|東北でおすすめの電力会社14選
・オール電化向け|中部でおすすめの電力会社15選
・オール電化向け|北陸でおすすめの電力会社10選
・オール電化向け|中国地方でおすすめの電力会社15選
・オール電化向け|四国でおすすめの電力会社15選
・オール電化向け|九州でおすすめの電力会社15選
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